メルセデス・ベンツ日本は3列のシートを備える同ブランドの最上級SUV「GLS」を発売する。3.0Lの直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載する「GLS 400 d 4MATIC」は1,263万円、4.0LのV型8気筒ツインターボエンジン(ISG)を積む「GLS 580 4MATIC スポーツ」は1,669万円。

  • メルセデス・ベンツの新型「GLS」

    ボディサイズはディーゼル車が全長5,207mm、全幅1,956mm、全高1,823mm、ISG搭載ガソリン車が同5,213mm、2,030mm、1,823mm

大人7人がゆったり座れる

車名の「GL」はメルセデス・ベンツのSUVであることを表す。同社は「GLA」「GLC」「GLE」などのSUVをラインアップしているが、最後に「S」が付くのはそのシリーズの最上級である証だ。今回の新型GLSは、このクルマが「GL」と名乗っていたころ(2006年~2016年)から数えて3世代目となる。

2列目シートは電動で前後にスライドさせることが可能。限界まで後方にスライドさせると、レッグルームは87mm拡大するという。3列目シートは可倒式の2人掛けだが、身長194cmの乗員まで対応できるそうなので、いわゆる“予備的な”設備ではないようだ。エアコンは「5ゾーンクライメートコントロール」になっていて、前席左右、2列目左右、3列目の計5カ所を乗員の好みに合わせた温度に調整できる。

  • メルセデス・ベンツの新型「GLS」

    2列目シートも倒せば、ラゲッジルームの容量は2,400Lまで広がる。単純な割り算でいくと、500mlのペットボトルなら4,800本分だ

「GLS 400 d 4MATIC」のクリーンディーゼルエンジンは最高出力330ps、最大トルク700Nmを発揮する。「GLS 580 4MATIC スポーツ」はV8エンジンに電気モーター「ISG」(Integrated Starter Generator)と48Vの電気システムを組み合わせたパワートレインを搭載。エンジン始動、アイドリングストップからの再始動、加速の補助力に電力を使用するマイルドハイブリッド車のような仕組みだ。性能はエンジンが最高出力489ps、最大トルク700Nm、モーターが同22ps、250Nm。

納車の時期は、「GLS 400 d 4MATIC」が発売と同時の2020年3月23日から。「GLS 580 4MATIC スポーツ」は2020年6月以降となる。

  • メルセデス・ベンツの新型「GLS」
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