西日本電信電話(NTT西日本)は3月5日、ユーザー企業のオフィス環境をより安心して便利に利用できるよう、ICT環境の管理サポートサービスである「オフィスプライムサポート」を3月30日から新たに提供すると発表した。併せて、同社が提供するセキュリティサービスに、新メニューとして「セキュリティおまかせプラン プライム」やオプションサービスを追加する。

オフィスプライムサポートは、、ITリサーチ(ICT環境調査)、ITヘルプデスク、ITエイド(故障一元受付)の3種類のサービスで構成する。

  • オフィスプライムサポートの概要

ITリサーチでは、オフィスの情報機器やネットワークの接続状態を訪問調査し、調査結果報告書を作成・報告。

ITヘルプデスクでは、日常業務におけるPCの操作方法などの支援を電話や遠隔における専用窓口でサポートする。

ITエイドは、IT環境の故障やトラブル発生時の一元的な窓口として、故障被疑箇所の特定支援及び故障取次・手配代行により、運用稼働を削減する。

価格は、初期費用は無料、月額利用料は初月は無料、2か月目以降は拠点1か所につき端末50台までの場合で3300円(税込)。なお、フレッツ光などの契約や料金が別途必要となる。

セキュリティおまかせプラン プライムは、Emotetを始めとする標的型メール攻撃の被害が増加し、より強固なセキュリティ対策を求めるユーザー企業のニーズに応えるため、既存のセキュリティ監視運用サービスである「セキュリティおまかせプラン」においてマルウェア感染前後の対策を強化するという新メニュー。

  • セキュリティおまかせプラン プライムのイメージ

同メニューでは、セキュリティスイッチ機能及び標的型攻撃メール訓練機能をワンパッケージで利用可能。

月額利用料は、10クライアント向けが1台あたり1万6500円(税込)、50クライアント向けが同1万8700円(同)、100クライアント向けが同2万5300円(同)。

新たに追加するオプションサービスである「標的型攻撃メール訓練機能」は、標的型メール攻撃の模擬訓練機能を提供するもの。訓練対象者に標的型攻撃を模擬したメールを配信し、開封結果などのデータを提供可能という。

同機能の提供により、社内のセキュリティ意識向上を支援し、人為的感染(内部脅威)に対してソフト面から事前支援を行うとしている。価格は、1通あたり550円。初回利用者は10通まで無料だが、セキュリティおまかせプラン プライム加入後には適用できないとのこと。