アイ・オー・データ機器は2月28日、同社が提供するクラウド型音声配信サービス「PlatCast」の機材一式を、新型コロナウイルスの影響でイベントの無観客化・中止を判断した主催者に対して無償で貸し出す支援プログラムを実施すると発表した。対象となるのは、3月1〜31日までに実施するイベントの主催者、もしくはイベント実施の請負業者。

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    アイ・オー・データ機器が音声配信サービス「PlatCast」の機材一式を、新型コロナウイルスの影響を受けたイベント主催者らに貸し出す支援プログラム実施

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    「PlatCast」の機材一式

上記期間中、新型コロナウイルスの拡大防止を考慮してイベントの無観客化・中止を余儀なくされた主催者に向けて提供するもの。イベント内容を音声配信する「PlatCastスタンダードサービス」(音声配信サービス機材一式のレンタル)の無償貸し出しを実施する。アイ・オーでは「実況者を(主催者が)手配するだけで急きょライブ配信が行え、最小限のスタッフで手軽に実施できる」としている。

イベントの規模や内容は問わない。ただし貸出台数に限りがあるため、同社で準備している数量を超える申し込みには要望に応えられないことがあるという。また、現地サポートやその他オプションサービスは有償となる。支援プログラムの詳細や、申し込みは特設サイトで受け付けている。

「PlatCast」は、スポーツ実況などの音声配信を低コストかつ手軽に行いたいというニーズに応えて、2020年1月22日に正式運用を開始した。配信キットの通常のレンタル料金は1chあたり税別3万円/日から。

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    PlatCastのメリット(写真は1月のアイ・オー・データ機器発表会の模様)