iPhoneを水平持ちにして撮影した写真を垂直方向にしたいのですね? 「写真」アプリの編集機能を利用して90度回転させれば、とりあえず縦長に変換することは可能ですが、天に向いているべき被写体が横向きになってしまいます。そうではなく、天地の向きはそのままで縦方向に長い写真にしたいのならば、編集機能で切り抜くしかありません。

写真を切り抜くと、画素数が減ります。しかし、iPhone 11シリーズのリアカメラ(広角時で横,4032×縦3,024ピクセル)で撮影した写真を対象にする場合、横3:縦4のアスペクト比で切り抜くとしても、横2,268×縦3,024ピクセルを確保できますから、画素数/情報量という点ではまずまずです。縦方向に長い写真にすれば、奥行きや上方向の高さを強調した構図にできますから、情報量の減少を補うほど魅力的な写真になるかもしれません。

写真を縦長に切り抜くには、「写真」アプリで目的の写真を表示した状態で「編集」をタップし、画面下部の切り抜き/回転ボタンをタップします。現れた右上の画面比率変更ボタンをタップし、「4:3」を選択するとチェック可能になる垂直ボタンをタップすれば、写真を横3:縦4のアスペクト比で切り抜けます。写真を左右へドラッグすれば、切り抜く範囲を調整できます。

「写真」アプリでは、写真を編集する前の状態(オリジナル)を保持していますから、いつでも切り抜き前の状態に戻せます。写真の方向を横向きか縦向きかで迷う場合は、とりあえず横向きで撮影しておいて気に入った部分を切り抜く、というスタンスで臨めばいいかもしれませんよ。

  • 横に撮った写真を縦にしたいのですが?

    横向きに撮影した写真の一部を縦向きに切り取ることができます