ケンドリック・ラマーとザ・ウィークエンド、無断サンプリングの疑いで訴えられる

インディー・バンドのイェーセイヤーが自身の楽曲「Sunrise」がケンドリック・ラマーとザ・ウィークエンドの「Pray for Me」において無断でサンプリングされたとして彼らを告訴した。

ブルックリン出身で現在は解散したバンド、イェーセイヤーはザ・ウィークエンド、ケンドリック・ラマーらに対して裁判を起こした。ケンドリックらが2018年に発表した、ブラック・パンサーにインスパイアされたアルバムのリード・トラック「Pray for Me」がイェーセイヤーの2007年の楽曲「Sunrise」の著作権を侵害しているという彼らの訴えをピッチフォークが報じている。

裁判において、昨年12月に解散しているイェーセイヤーは、「Pray for Me」はサンプリング元の楽曲が「Sunrise」だと記載していないとして、「独特の歌唱法を採用している……男声が最高音域を駆使して生き生きとして脈打つようなヴィブラートで歌い、これまた独特なオーディオ処理法を使用して完成された」と説明。バンドはザ・ウィークエンドとラマ―、その他に「Pray for Me」に携わったクリエィティブ・チームのメンバーは「Sunrise」の断片を使用しており、「重要な部分を担う材料」として扱ったと主張している。

訴訟ではラマーとザ・ウィークエンドに加えて「Pray for Me」のプロデューサーであるドク・マッキニーとフランク・デュースが被告人として召喚されることに。裁判にて、イェーセイヤー側は「同じ音色を同じ構成のまま使い、楽曲の一部にスポットを当て、コピーした部分をオリジナルの特徴的なヴィブラートはそのままにその場しのぎに圧縮」している「権利侵害の二次創作」だと訴えた。また、「Sunrise」の断片は曲中に少なくとも8回は登場しており、「最後のヴァースを含めた2つのヴァースの全体に主立って使用されている」と説明された。

「処理されているにもかかわらず」曲の断片は依然「Sunrise」から参照されたものだと「判然としている」とも主張しており、「Pray for Me」のクリエィティブ・チームは「著作権侵害を隠すために意図的にサンプリング音源を修正している」とも加えている。イェーセイヤーは「Pray for Me」によって被った損害と該当楽曲が出した利益について明らかにするよう動いており、楽曲の販売と権利所持を差し止めるよう求めている。ザ・ウィークエンドの代理人とラマー、そしてイェーセイヤーにコメントを求めたが回答はなかった。