Huaweiが2月24日(バルセロナ時間)、スペイン・バルセロナで新製品の発表会を開催しました。現地で新製品のタッチ&トライが開催されたので、ここでは5G対応タブレット新製品「MatePad Pro 5G」のインプレッションをお届けします。
10.8インチでも持ち運びしやすく好印象
「MatePad Pro 5G」は、モデル名に「Pro」を冠したタブレットです。MatePad Pro自体はすでに中国で発表されている製品で、今回のグローバル発表に合わせ、5Gモデルが登場しました。10.8インチという画面サイズながら、画面占有率が高くコンパクトなサイズに仕上がっていて好印象です。薄く、軽いので、持ち運びも比較的容易です(通常版が460g、5G版が492g)。
SoCはKirin 990で5Gに対応。高いパフォーマンスによって、5Gのクラウドゲームがいつでもどこでも楽しめるとアピールされていました。4つのスピーカーと5つのマイクを搭載。カメラ脇にはノイズキャンセリングマイクも搭載していて、ビデオ会議にも最適というアピールは、今のタイミングにはピッタリでしょう。
ワイヤレス充電やペン入力にも対応
タブレットでありながらワイヤレス充電対応で、ワイヤレス充電対応機器を充電できる機能も搭載しています。大容量バッテリーを搭載するため、スマートフォンよりもモバイルバッテリーのような使い方は適していそうです。
ペン入力にも対応しており、HUAWEI M-Pencilが用意されています。4,096段階の筆圧検知、傾き検知、パームリジェクション搭載などの充実した機能を備え、本体上部にマグネットで装着すればそのまま充電も行われます。iPad Proと同様の機能を備えた形で、利便性が高い機能です。
Googleアプリ非搭載でも利便性が高そうなタブレット
個人的に使いやすそうに感じたのは、画面オフの状態でペンを使って画面をダブルタップすると自動的にノート画面が立ち上がるところ。素早くメモを取ることができます。
Wi-Fiモデルや4Gモデルも用意されますが、5Gモデルが注目です。価格は8GBのメモリと256GBのストレージで799ユーロ(約96,000円)、同8GB・512GBで949ユーロ(約114,000円)。OSはAndroid 10ベースのEMUI10で、GMS(Google Mobile Service)を搭載しないためアプリはまだ限られていますが、利便性の高いタブレットと感じました。