[写真]=J.LEAGUE、Getty Images

■柏レイソル ルヴァン杯大活躍のキム・スンギュが新守護神に立候補

【プラス材料】
 先週のルヴァンカップは苦戦を強いられながらも敵地でガンバ大阪を下し(1〇0)、2020年の公式戦を白星でスタートできたのは大きい。さらに、2月9日のプレシーズンマッチ「ちばぎんカップ」も2-0で千葉に完勝しており、2試合連続完封勝利とチーム状態は良好である。

 中村航輔の負傷離脱は痛手だが、今季加入した韓国代表GKのキム・スンギュがルヴァン杯で中村の穴を補って余りある活躍を披露。攻撃面でも、オルンガがちばぎんカップ、ルヴァン杯と2戦連続決勝弾を挙げて得点量産態勢に入っている。

 また、中村を除けば大きな負傷者はなく、万全の状態で開幕を迎えることができる。練習試合では新加入の呉屋大翔も結果を残した。チーム内の熾烈な争いがチーム力の向上を促すという良い循環も生まれつつある。

【マイナス材料】
 ルヴァン杯のG大阪戦に1-0で勝利したものの、前半は相手を戦術的に上回って何度もチャンスを迎えながらクリスティアーノとオルンガが決めきれなった。それが後半にG大阪の猛反撃を許し、防戦を強いられた原因の一つでもある。ボールの奪いどころを見出せず、ディフェンスとボランチのライン間に縦パスを通され、ピンチを何度も迎えていた。

 チャンスで仕留めきれず、逆に後半に失点して星を落とす流れは降格した2018年と同じだ。一歩間違えれば、先週のルヴァン杯もそういう展開になっていた可能性があった。キム・スンギュの好セーブに救われたが、攻撃陣の決定力と不要なスペースを与えた守備面の課題は早急に修正する必要がある。

文=鈴木潤

■北海道コンサドーレ札幌 長期キャンプによる肉体的&精神的疲労が最大の敵

【プラス材料】
 先週開幕したルヴァン杯はサガン鳥栖とアウェイで対戦し、3-0で快勝。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任後、シーズン最初の公式戦は黒星が続いていたこともあり、白星スタートはプラス材料だ。それもジェイのヘディング、福森晃斗の直接FK、鈴木武蔵のファインゴールと、中心選手の特長が存分に出ての3得点とあって気持ちよかった。

 また、開幕戦という意味では、チーム全体の顔触れが昨季からほぼ変わっていない部分もプラス材料と言えるだろう。他のチームは連係を構築している最中だが、札幌はすでに連係が取れている。ルヴァン杯を含め、シーズンのスタートが例年よりも早まっていることを考えると、昨季のメンバーがベースとなっている部分は序盤戦の大きなアドバンテージとなるはずだ。

【マイナス材料】
 毎年のことではあるが、地元が降雪地であるため開幕前のキャンプが長期化。今季も例年同様、シーズンスタート後しばらくはキャンプ地を拠点にリーグ戦とカップ戦を戦っていくことになる。長期キャンプによる肉体的&精神的な疲労の蓄積が否めないため、そこは少なからずマイナス面となるだろう。

 カップ戦初戦に勝って白星スタートできた部分をプラス材料として挙げているが、試合内容のところは不十分。自陣でのパスミスが目立ち、前線からの守備もなかなか機能せず、個人の力で決着をつけた印象だ。昨季からメンバーがほぼ変わらない中で内容面での課題が多いところは、ネガティブな印象を受けてしまう。

 また、16日には攻守の軸である深井一希の負傷離脱が発表されている。長期離脱にならないことを願うばかりだ。

文=totoONE編集部