プロデューサーの秋元康氏が、19日に放送されたニッポン放送の特番『佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント』(18日から21日に4夜連続で生放送/20:00~)にゲスト出演し、アイドルグループ・欅坂46とデビュー曲「サイレントマジョリティー」の誕生秘話を明かした。

秋元康

秋元康氏

秋元氏は、「欅坂46のオーディションをやった時に、本当に明るくないの(笑)。大人たちをにらみつけてるわけ、みんな。大人たちが嫌いな人たちなんだなと思って。だから『大人たちに支配されない』みたいなのは、なんとなく言葉として思っていた」と述懐。

続けて「(欅坂のデビュー曲が)『メチャカリ』っていう会社のコマーシャルソングだから『明るい曲でお願いします。パーって華やかなのを』って言われれたのに、出来ちゃった曲が『サイレントマジョリティー』で(笑)」と苦笑いしつつ、「どうしようかなと思ってたら、そこの社長が『いいですね』と言ってくれて。だからそれが決まらなかったらあそこまでヒットしなかった」と振り返った。

さらに秋元氏は、「よく『プロデュースは0を1にする』と思われているけど、絶対にそんなことあり得ないんだよね。0.1を1にするんだよね。なにか兆しや種がないと作れない」とした上で、「だから欅坂を見てると、普通はグループが1つにまとまるんだけど、この子たちはまとまらない面白さがある。これ、不協和音で面白いなって、『不協和音』という曲になったりする」と語った。