CL決勝Tは元同僚・同胞対決にも注目 [写真]=Getty Images

 2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)は、18日から決勝トーナメントがスタートする。ヨーロッパの頂点を目指す戦いもいよいよ本格化。世界最高峰の選手たちによる熱戦に期待が高まる。

 ピッチ上では、エース対決はもちろんのこと、元チームメイトや同国出身選手たちによる対決も実現する。お互いの性格やプレーの癖を知りつくしているからこそ、彼らが勝敗に与える影響は他の選手たちよりも大きいかもしれない。そこで今回は、ラウンド16で実現する注目の“元同僚・同胞”対決を紹介する。

◆■レアル・マドリード vs マンチェスター・C

▼元トッテナム対決
ルカ・モドリッチ、ギャレス・ベイル(レアル・マドリード) vs カイル・ウォーカー(マンチェスター・C)

▼ブラジル代表対決
カゼミーロ、マルセロ、ロドリゴ・ゴエス、ヴィニシウス・ジュニオール、エデル・ミリトン(レアル・マドリード) vs ガブリエル・ジェズス、フェルナンジーニョ、エデルソン(マンチェスター・C)

ラウンド16屈指の好カードで実現するのが、トッテナムOBによる激突だ。2011-12シーズンのプレミアリーグで、ウォーカーは37試合、モドリッチとベイルは36試合に出場するなど、3人はトッテナムの主力として活躍した。2012年夏にモドリッチがレアル・マドリードに移籍して以降、3人がピッチ上で顔を揃えるのは今回が初めて。元スパーズ・トリオがどんなプレーを見せるのか要注目だ。

またこの一戦では、8名のブラジル代表選手が集結。特にカゼミーロ、ミリトン、G・ジェズス、フェルナンジーニョ、エデルソンは昨年のコパ・アメリカ2019を制したメンバーである。ピッチの至るところで実現する先輩・後輩同士のマッチアップも大きな見どころとなるだろう。

◆■アトレティコ・マドリード vs リヴァプール

▼元モナコ対決
ヤニック・フェレイラ・カラスコ(アトレティコ・マドリード) vs ファビーニョ(リヴァプール)

▼元フィオレンティーナ対決
ステファン・サヴィッチ(アトレティコ・マドリード) vs モハメド・サラー(リヴァプール)

今冬、2年ぶりのアトレティコ復帰を果たしたカラスコと、リヴァプールのファビーニョはモナコ在籍時のチームメイト。2014-15シーズンには、主力選手としてCLベスト8進出に貢献した。その後は別々の道を歩んだ2人がピッチ上で敵同士として再会する。

また、2015年2月にサラーがレンタルで加入したフィオレンティーナで同僚だったのがサヴィッチ。4カ月にわたってともにプレーし、ヨーロッパリーグではベスト4入りを経験した。下馬評では現チャンピオンのリヴァプールが有利とされているが、サヴィッチがサラーを封じ込めることができれば、アトレティコが勝ち上がる可能性も十分ありそうだ。

◆■チェルシー vs バイエルン

▼フランス代表対決
エンゴロ・カンテ、オリヴィエ・ジルー、クル・ズマ(チェルシー) vs リュカ・エルナンデス、ベンジャマン・パヴァール、コランタン・トリッソ、キングスレイ・コマン(バイエルン)

2012年のCL決勝の再現となる一戦には、フランス代表選手が勢揃い。カンテ、ジルー、L・エルナンデス、パヴァール、トリッソの5名は2018年のロシアW杯優勝メンバーで、L・エルナンデスとパヴァールは同大会終了後にバイエルンでチームメイトになった仲だ。なお、彼らの中にCL優勝経験者はいない。“世界王者”に加えて、“欧州王者”の栄冠も手にすることができるだろうか。

◆■リヨン vs ユヴェントス

▼元マンチェスター・U対決
ラファエウ・ダ・シウヴァ(リヨン) vs クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)

2008-09シーズンの1年だけだが、リヨンのラファエウとユヴェントスのC・ロナウドはマンチェスター・Uで同僚だった。当時18歳のラファエウはリーグ戦16試合に出場。C・ロナウドもリーグ2位の18ゴールを挙げ、プレミア制覇に大きく貢献した。その後、前者は2015年夏にリヨンへと移籍。後者はレアル・マドリードを経て、昨季からユヴェントスでプレーする。右サイドバックを務めるラファエウと中央から左に流れることが多いC・ロナウドはプレーエリアが重なりやすく、直接対決は必至。ここでのバトルは試合の流れを左右するかもしれない。

◆■トッテナム vs ライプツィヒ

▼元PSV対決
ステーフェン・ベルフワイン(トッテナム) vs アンヘリーニョ(ライプツィヒ)

今冬、トッテナムに加入したベルフワインと、マンチェスター・Cからライプツィヒにレンタル移籍したアンヘリーニョ。新天地でも活躍する2人は、PSVでチームメイトだった。2018-19シーズンには、ベルフワインが14ゴール12アシスト、アンヘリーニョも1ゴール9アシストを記録するなど、左サイドで抜群のコンビネーションを披露。お互いの良さを知り尽くしているだけに、今回の対戦ではスカウティングの面でも重要な役割を果たすかもしれない。

(記事/Footmedia)