サントリー食品インターナショナルはこのほど、「全国一斉健康力テスト」の結果を明らかにした。同テストには2019年11月25日~12月25日、全国47都道府県から約20万人が参加した。

  • 健康力が高い都道府県1位は岩手県・2位東京都

    健康力が高い都道府県1位は岩手県・2位東京都

都道府県別に健康力を比較したところ、最も点数が高いのは「岩手県」(58.4点)だった。2位は「東京都」(58.2点)、3位は「宮城県」(58.0点)、4位は「富山県」(57.90点)、5位は「香川県」(57.88点)となった。

健康支援事業のコンサルティングサービスを提供する会社・THFによると、1位の岩手県は基本データでは「5時間未満の睡眠時間の人」全国で2番目に少ない(11.8%)という。ある程度の睡眠時間を確保する習慣者が多いのも、好影響していると考えられるとのこと。

地域別に見ると、最も健康力の平均値が高かったのは「関東」(57.7)だった。前項の健康力ランキングを見ても、2位の東京都を中心に、6位(埼玉県)・7位(栃木県)・8位(神奈川県)・9位(千葉県)と10位以内に多くの関東の県がランクインしている。

2位の地域は「東北・北海道」(57.5)だった。前項の健康力ランキング1位となった岩手・3位の宮城に続き、山形県が10位、秋田県が16位、青森県が17位、福島県が18位と、東北地方の県はすべて20位以内に入っている。3位の地域は北陸・甲信越で57.3点で、上位3地域は、日本列島の東側寄りの地域が占めた。

  • 地域で見ると「関東」「東北・北海道」「北陸・甲信越」の平均点が高い

    地域で見ると「関東」「東北・北海道」「北陸・甲信越」の平均点が高い

世代別に見ると、最も健康力が高かったのは 「20代」(59.2点)で、2位は「30代」(59.1点)、3位は「10代」(58.4点)だった。比較的、若い世代のほうが健康に対する正しい知識を持っている傾向にあることがわかった。

年代別・県別で見ると、10代で最も健康力が高い県は「和歌山県・鹿児島県」(61.5)だった。20代では「岩手県」(63.0)が最も高くなっている。30代は「群馬県」(60.6)、40代は「北海道」(58.6)、50代は「長野県」(56.1)、60代は「岩手県」(54.2)が1位だった。