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【この記事のエキスパート】
愛玩動物飼養管理士/キャットケアスペシャリスト:古川 諭香

愛玩動物飼養管理士/キャットケアスペシャリスト:古川 諭香

愛玩動物飼養管理士やキャットケアスペシャリストの資格を活かしながら、様々なWebサイトや紙媒体で猫情報を配信中。
産まれてから今まで猫がいなかった日はなく、現在は3匹の猫たちと生活中。「猫と人間が幸せに暮らす」をテーマに、猫が喜ぶ注文住宅も建築済み。


猫用ミルクは、子猫、成猫、シニア猫とステージごとに適した商品があります。この記事では、猫用ミルクの選び方と、おすすめの商品をご紹介。「いつまで与えたらいい?」「人間用の牛乳で代用するのはダメ?」といった疑問にもお答えしています。

猫用ミルクはいつまで必要?

出典:Amazon

大体、猫の生後1か月くらいまではミルクを与える必要があります。

子猫は、生後3週間ごろから乳歯が生えはじめるので、徐々に離乳食を始めていきます。離乳食とミルクをあわせて与えながら徐々にミルクの量を減らしていき、離乳食を自分で問題なく食べられるようになったらミルクは卒業です。

なお、成猫におやつとして与える場合は、成猫用のミルクを選んでください。カロリーが高い子猫用ミルクは、成猫の肥満の原因になりえます。また、シニア猫には、栄養補助としてシニア猫用のミルクを与えましょう。

子猫からシニア猫まで
猫用ミルクを選ぶときのポイント

愛玩動物飼養管理士の古川諭香さんへの取材をもとに、猫用ミルクを選ぶときのポイントをご紹介します。商品を選ぶときの参考にしてみてくださいね。

ポイントは次のとおり。

【1】猫の年齢を考慮したものを選ぶ
【2】液状 or 粉末? それぞれのメリット・デメリットを把握
【3】ミルクに含まれる栄養素をチェック!

これらのポイントをおさえることで、あなたにピッタリの商品が見つかります! 一つひとつ解説していきます。

【1】猫の年齢を考慮したものを選ぶ

【エキスパートのコメント】

猫用ミルクは子猫に与えるものというイメージが強いかもしれませんが、食欲がない成猫や老猫にもおすすめ。猫用ミルクでドライフードをふやかすと、食いつきがよくなる場合があります。

しかし、年齢によって適した猫用ミルクは異なるので注意が必要です。

体が作られる子猫期は高タンパク、高脂肪(高カロリー)な猫用ミルクを与えたいものですが、成猫や老猫にとってそれらは肥満の原因になることもあります。

そのため、記載されている成分と飼い猫の年齢を照らし合わせながら選んでいきましょう。

子猫には栄養価の高いミルクを

出典:Amazon

成長過程の子猫には、栄養価の高いミルクを選びましょう。高タンパク、高脂肪なものが適しています。離乳前の子猫に与える場合は、猫の初乳に含まれるラクトフェリン入りのものなど、母乳に近い成分で作られたミルクがおすすめです。

子猫に与えることができるミルクには、パッケージなどに「子猫用」と記載があります。購入前に確認してみてくださいね。

成猫にはカロリー控えめなミルクを

出典:Amazon

成長スピードが落ち着いた成猫にミルクを与える場合は、カロリーに要注意。栄養価の高い子猫用ミルクを与えすぎると、肥満を招くおそれがあります。

病気などで体力が落ちている場合は別ですが、もし子猫用ミルクを利用するなら、おやつとしてほどよく与えるのがおすすめです。

成猫には、高タンパク、低脂肪な成猫用ミルクを用意してあげるといいでしょう。

シニア猫には低脂肪で栄養補助に役立つミルクを

出典:Amazon

運動量が少なくなりがちなシニア猫に与えるなら、低脂肪で栄養豊富なミルクが適しています。コンドロイチンやグルコサミンなど、体の機能をサポートする成分が入ったものもいいでしょう。

噛む力が弱ったシニア猫には、フードにミルクをかけてふやかしてあげると食べやすくなります。シニア猫用のミルクは栄養補助食品としての役割を持つ商品もあるので、うまく活用してみてください。

【2】液状 or 粉末? それぞれのメリット・デメリットを把握

【エキスパートのコメント】

猫用ミルクは紙パックなどに入った液状タイプと哺乳瓶を使用して与える粉末タイプに分けられ、そのどちらにもメリットとデメリットがあります。よく吟味して、ライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切。

たとえば液状タイプは手軽にあげられる半面、長期保存に向いていません。対して粉末タイプは栄養素が高くて長期保存することができますが、やや手間がかかります。

飼い主さんのライフスタイルも考慮して検討していきましょう。

長期保存に適した「粉末ミルク」

出典:Amazon

粉末ミルクは、栄養価の高いものが多く、長期保存できるのがメリットです。毎回必要なぶんだけを作れるので無駄がありません。また、濃度を自由に調整できるのもポイントです。

その一方で、粉末状のミルクは、水やぬるま湯で溶かして与えるため、少々手間がかかります。時間に余裕がない場合に備えて、液状ミルクをストックしておくのもひとつの手です。

手軽に与えられる「液状ミルク」

出典:Amazon

液状ミルクのメリットは、手軽で便利なところです。

粉末ミルクのように溶かす手間がかからず、開封してそのまま猫に与えることができます。ふだん忙しくて時間に余裕がないという方にもぴったりです。

ただし、液状ミルクは手軽な反面、開封してしまうとあまり保存がききません。開封後の保存期間が短いのがデメリットといえます。

【3】ミルクに含まれる栄養素をチェック!

猫用ミルクにはさまざまな成分が含まれています。代表的なものを紹介しますので、愛猫に合うものを選んであげてください。

お腹に配慮した成分に注目

出典:Amazon

ビフィズス菌などの乳酸菌は、善玉菌とよばれ、腸内細菌叢を整え、健康な便通をサポートします。

胃腸の調子が気になる猫はもちろん、体がデリケートな子猫やシニア猫のミルク選びでも注目したい成分です。

また、お腹を壊しやすい猫には、乳糖が入っていない猫用ミルクを選んであげるといいでしょう。

【エキスパートのコメント】

私たち人間と同じで、牛乳を飲むと下痢を起こす猫もいます。これは牛乳のなかに含まれている「乳糖」という成分を分解する「ラクターゼ」が不足していることが原因。

一般的に猫用ミルクは、この「乳糖」をカットして作られていますが、猫用ミルクでも飼い猫がお腹の調子がよくない場合は、「乳糖ゼロ」のものを選びましょう。

また、子猫の下痢は重篤な症状になるケースもあるので、早めに獣医師へ相談することが大切です。

元気をサポートする成分に注目

出典:Amazon

ドコサヘキサエン酸(DHA)やアラキドン酸(ARA)といった必須脂肪酸は、体にとって重要な役割を持つ成分です。

健康維持をサポートするラクトフェリンも注目したい成分で、これらは子猫用ミルクにもよく含まれています。

また、ビタミンやミネラルもすべての猫にとって必要な栄養素です。商品によって配合成分に違いがあるので、しっかりチェックしておきましょう。

体内で生成されにくい成分に注目

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アミノ酸の一種であるタウリンには、抗酸化作用や体のバランスをたもつ役割があり、多くの猫用ミルクに配合されています。

猫にとってタウリンは必要な成分ですが、体内での合成能力が低いため、食事から摂取することが大事です。

タウリンが配合されているかどうかは、商品のパッケージや原材料欄で確認できます。購入時にチェックしてみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)