実際乗るには見た目がユニーク過ぎた?50周年を迎えるバモス・ホンダを振り返る!

チーズのような見た目の3ホイーラー、ボンド・バグに引き続き、2020年で50周年を迎える懐かしのユニークな車を紹介。

□ バモス・ホンダ 1970年11月発売

ドアがない軽トラックのバモス・ホンダは、あらゆる用途に巾広く機動性を発揮する、画期的な車として発表された。モデル名の「バモス」はスペイン語”Vamos”(みんなで行こうの意)に由来している。その自由な外観から見られるように、"乗る人のアイデアによって、用途の範囲が無限に広がる"ということをコンセプトとしていた。友人や家族でのレジャーはもちろんのこと、空冷4サイクルOHCエンジン、サスペンションはマックファーソン式独立懸架を搭載し、建設現場や配達、牧場などでの使用も考えられていたのだ。

ボディタイプは、オープン荷台2シーターの「バモス-2」、4シーターの「バモス-4」、荷台までカバーできるルーフを持つ4シーター「フルホロ」というラインナップだった。ルーフおよびパックパネル部には、着脱可能な3種類のホロが用意され、ボディカラーはマッキンレーホワイト、キャラバングリーン、アンデスイエロー、アペニンブルーというアイコニックなカラーが揃った。



キャンバス製のシート、スピードメーターなども防水を採用。ステアリングも3本スポークでスポーティな印象に。その見た目をさらにユニークなものへと仕上げた要素のひとつであろう、ガードパイプは乗る人の重心位置より高く設置され、ロールバーも頑丈なものが付けられていた。フロントに積まれているタイヤは、万一の時にショックを吸収するためでもあった。

以上の備えを考えると、オフローダーのイメージを持つが、タイヤは10インチで、駆動方式もMRだったためタフな車として活躍するには力不足だったのだ。加えて、レジャーに家族で行くにも、少々ユニーク過ぎたのではないだろうか。初代バモスの生産は1973年に幕を閉じた。