初期モデル限定の特徴的なリアコンビランプ|三菱ランサーセレステ1600XL 1

セレステが残した青空 このテールレンズじゃなかったら購入しなかったかもしれません」とオーナーの長谷川清徳さんはいう。

フロントから流れる美しいラインの最後にある特徴的なテールランプ。

コンビネーションランプのレンズは外側がボディラインに沿うようにして下側に垂れ下がっている。

75年2月のデビューから76年11月のマイナーチェンジまでの短い間だけ採用されたデザインだった。


 初期型においても、51年度排出ガス規制の仕様変更が行われ、エンジンは規制対応前と後の2種類に分類することができる。

撮影車両は50年2月から発売され、10月の対策エンジンになる前のモデル。

その特徴はエンジンルームで見られる。三菱では以前から規制の対策を行っていたので、エンジンブロックには対策パーツを装着するための準備が施されていた。

エキゾーストマニホールド上部の、規制対策装置「サーマルリアクター」取り付け穴など、エンジンルームを覗き込むと一目で分かる対策の証しが見受けられる。


 ランサーセレステの特徴的なリアスタイルはオーナーの記憶に深く刻まれていた。

クルマとの出合いは中学生のころ。それは父親が購入した黄色いランサーセレステGSRだった。

リアハッチを開けて、大量の仕事道具を積み込む姿を鮮明に覚えているという。

そして「父親が乗っていたクルマの中で一番好きでした」と、そのランサーセレステの愛嬌あるスタイリングがいつまでも忘れられない存在になった。


セレステでは断面をハニカム形状に統一。空気抵抗と揚力を低減し、走行安定性を高めた。ハニカム形状はヘッドランプリムやグリルなどにも隠れているのが分かる。フロント下部には標準でエアダムスカートを装備する。



特徴的なリアビュー。立体的なL型テールランプは極初期モデルの証し。テールランプに囲まれているのはバックランプ。リアからの印象的な姿を演出。カラーバンパーはパミールブラウンとタヒチアンブルーの2つのボディカラーのみに採用された装備だった。



大きく傾斜したフロントウインドー。傾斜角度は30度。4ドアランサーの37度と比べても群を抜く数値。



スタイリング重視で、エンケイのディッシュホイールを選択。サイズはF6J×14、R7J×14。ベストセッティングは前オーナーから伝授してもらった。



カーペット敷きのラゲージスペース。リアシートを倒すと、フラットなスペースがさらに広がる。


ノスタルジックヒーロー Vol.145 2011年6月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)