お風呂に入れない!? 引っ越しで実際にあった悲劇まとめ

進学、就職、結婚、転勤、マイホーム購入…人生の節目において訪れるのが「引っ越し」です。特に突然の辞令による急な引っ越しは、慌てるあまりうっかりミスをしてしまうことも少なくありません。そこで、9回の引っ越しで実際に失敗した自身の経験をもとに、引っ越しではどんな点に注意すべきか、失敗例をまとめてみました。

ガスの開栓手続きを忘れてお風呂に入れない!

「ガス開栓の連絡を忘れる」のは、初めて引っ越しする人が失敗しやすい事例です。大学進学で上京し、ひとり暮らしを始める際にやってしまった経験があります。引っ越し作業に疲れ、お風呂を沸かそうとしたのにお湯が出ない…。当時、ガス開栓の連絡をしないとガスが使えないことを知らなかったのです。その日は仕方なく水シャワーで我慢しました。

また、事前にガス開栓の連絡を忘れた友人が赤ちゃんを連れて、近くに住むわが家にお風呂を借りにきたこともあります。電気は何もしなくても使えるので、ガスも同じだと勘違いしてしまう場合が多いようです。引っ越し当日に開栓してもらえるよう忘れずに連絡しましょう。

家財道具が壊れていた

引っ越しによってモノが壊れてしまうことはよく聞く話。その場合、引っ越し業者の責任か自己責任かをはっきりさせなければなりません。

・あきらかに引っ越し業者のミスでモノが壊れた場合

以前、引っ越し前の家で問題なく使えていた照明が割れていたことがありました。すぐに写真を撮影し、その場でミスを指摘。壊れた照明の価格相応の金額を弁償してもらったことがあります。

一方、ずっと使っていなかったゲーム機が動かなかったときは、引っ越しで壊れたと証明できませんでした。

この失敗から学んだのは、パソコンのような精密機械や家電などは引っ越し前後に必ず動作確認しておくこと。破損や傷を証明できるので、あわせて撮影もしておきましょう。データのバックアップも忘れずに。
もし引っ越し業者とトラブルになった場合は、国土交通省のホットラインや国民生活センターの相談窓口に電話してみてください。

・食器が割れていた

食器が割れていた場合は、梱包した人・運んだ人が誰なのかによって、責任の所在が変わってきます。たとえば、梱包までをすべてお願いする「おまかせパック」なら業者の責任。段ボールを落とすのを見たときも業者の責任です。
自分で梱包したときは、割れないようきちんと梱包していたことを証明できるように梱包状態を撮影しておくことをおすすめします。

・箱の数が足りない

引っ越し先に搬入された荷物の数が足りないといったトラブルもあります。搬出の前に箱の数をしっかりと確認しておきましょう。
段ボールをどこの部屋に置くのかを書き忘れて、別の部屋に置かれてしまい「箱がない!」と騒ぎになったことがあります。搬入時に荷物が迷子にならないように箱には置き場所を忘れずに書いておくのが大切です。

粗大ゴミ回収日に間に合わなかった

粗大ゴミに出す予定だった家財道具。回収日が引っ越し予定日より遅かったため、引っ越し業者に引き取ってもらったことがあります。引き取り料を追加で支払うことになり、よけいな出費となってしまいました。
粗大ゴミを出す場合はしっかり回収日を調べ、引っ越し前に出せるようにしましょう。自治体の回収日に間に合わなければ、不用品回収業者に頼む方法もあります。

大型家具・家電がドアを通らない

引っ越しする前に、大型家具や家電を置く場所のサイズを測り、設置できるかの確認はやっていることでしょう。ところが、意外と見落としがちなのが、家具や家電を運ぶときに通るドアや廊下のサイズ確認。ここを通過できなければ、目的の収納位置まで運べません。

実は、洗濯機がドアに引っかかって動かせず、ドアをいったん取り外して事なきを得た経験があります。どうしても入らないという事態を避けるために、動線が確保できているかをしっかり事前確認しておいたほうが安心です。

引っ越し前日までに梱包が終わらない

急な引っ越しでない限り、自身の体調不良や子どもの病気など不測の事態を考えて、余裕をもって準備を進めたほうがよいでしょう。

以前の引っ越しのとき、のんびり構えていたら当日になっても作業が終わらず、段ボールに詰めては運んでもらう…となった経験があります。仕分けせずに詰め込んだせいで開梱後の作業が大変でした。

実は、引き出しや衣装ケースの洋服はそのままでも大丈夫。段ボールに詰めるモノと詰めなくてもいいモノを把握し、ムダな労力を費やさないようにしたいですね。

小さなお子さんがいて思うように準備が進まないようであれば、「おまかせパック」を選ぶのも1つの手段です。

まとめ

引っ越しをスムーズにおこなうためのポイントは、引っ越し先のサイズ計測、余裕をもった引っ越し準備、梱包・開梱の際の入念なチェックの3つ。急な引っ越しでも、すぐに業者を選べば十分間に合います。
失敗例を参考に、トラブルや失敗のない引っ越しを心がけてください。

執筆者:藤野 こと