「街中では3速までしか入れられない」|愛娘に贈った憧れのツインカム|73年式 トヨタ コロナ マークⅡ ハードトップ 2000 GSS 2

上級グレードにのみ搭載されていた、とても速いツインカムエンジン。そんなイメージをオーナーの渡邉博之さんに植え付けたのは小学生の頃に所属していた少年野球チームのコーチが乗っていたマークⅡ HT2000GSS。グランドに猛々しい音で登場するファストバックスタイルのスポーツカーだ。

 練習が終わるとたまに乗せてくれるのだが、その時コーチが言った、「このクルマは速すぎて街中では3速までしか入れられない。レーシングカーと同じだ。君たちのお父さんのクルマとは違う」という台詞が忘れられない。その時、「そんなに速いクルマなら運転してみたい」と強く思ったという。

 その夢は数十年経過した2010年に叶う。旧車仲間の吉田久雄さんが譲ってくれることになったのだ。すでに旧車を数台所有していた渡邉さん。これを機会に、長女を旧車好きにしようとプレゼントする。


フェンダーミラーは砲弾型。本体部分が黒に塗り分けられているのはGSSグレードのみ。


もともと赤に黒の縁取りがされていたGSSのエンブレム。退色してきたため、強めの赤に塗り替えられた。


柿本のステンレスマフラー。低速から非常に良いサウンドを響かせる。



ホイールは重厚感あるデザインながら超軽量のロンシャンXR-4。


ノスタルジックヒーロー  vol.146 2011年 08月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)