ホンダからデザイナーを引き抜きプレリュードの牙城を崩す|憧れだったシルビアS13 Q's Vol.2

プレリュードの牙城を崩し、カーオブザイヤーに輝いた小型FRクーペ  ハチマル世代としてはまだまだ新しい気もするS13シルビアも、発売からすでに30年近くが経過した。

すでに小型スポーツ車など息絶えたように思える現代ニッポンだが、当時はバブル経済前夜。

外貨の価値が下がり比較的輸入車も買いやすくなってきており、海外旅行が身近なレジャーとなっていた。

こうした世相により、日本人のクルマに対する知識・経験とも大きく向上した時代でもある。


 今のように至れり尽くせりが至上ではなく、まだまだクルマでスポーツするという感覚が若い世代にも残されていた時代。

当然、若い世代がクルマに求めるのは刺激的な走りが筆頭だが、それ以外にも女の子受けするスタイル、友人を乗せてドライブできる利便性などもあった。

それらすべてを満足させるスペシャリティカーとして、当時はホンダのプレリュードが牙城を築き上げていた。


 そこに立ち向かうべく、当時の日産はホンダからデザイナーを引き抜いてまでして、流麗なスタイルを構築したのがシルビアだ。


6JJ×15インチの純正アルミホイールは、前期型の小さな開口部とはイメージが違うデザインに変更されている。4穴なのは変わりない。



トランクキーのフタのデザインも大きく目立つデザインに変更された。



LEDハイマウントストップランプ付きリアスポイラーは3連プロジェクターヘッドランプとアルミホイールとのセットでも選べた。



ドア内張りにはパワーウインドースイッチが位置しており、周囲はシートと同様の素材によるソフトなパッドで覆われている。

ハチマルヒーローvol.12 2009年 12月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)