リコーイメージングは2月5日、ワンショットで360度の静止画や動画を撮影できる360度カメラ「RICOH THETA SC2 for Business」を発表した。室内や車内の撮影に最適なHDR撮影プリセット「Room」の搭載や、フロントレンズとリアレンズで時間差をつけて撮影するセルフタイマー機能の追加がポイント。3月中旬より発売する。価格はオープン。

  • 不動産業や自動車販売業などが使うのに適した仕様としたビジネス向けの360度カメラ「RICOH THETA SC2 for Business」

THETAシリーズのエントリー機種「RICOH THETA SC2」のビジネス向けモデルで、本体色に明るいグレーを採用した。室内や車内の撮影に最適なHDR撮影プリセット「Room」を搭載し、室内を撮影することが多い不動産業や、車内を撮影することの多い自動車販売業などが使うのに適した仕様とした。フロントレンズとリアレンズで時間差をつけて撮影するセルフタイマー機能も追加した。

光学系は大口径小型二眼屈曲型で、F2.0のレンズを2基搭載。撮像素子は1/2.3型の有効1,200万画素(×2)で、3,840×1,920ドット / 30fpsの360度全天球動画が撮影できる。全天球の静止画は約1,400万画素相当となる。前モデルから露出精度やホワイトバランスのアルゴリズムも一新され、オート撮影時の描写がより自然になった。

約14GBのメモリーを内蔵。電池寿命は動画撮影時で約60分、静止画撮影時で約260枚。本体サイズはW45.2×D22.9×H130.6mm、重さは約104g。