【節分】マンションでの「豆まき」はマメな気遣いで福は内!

2月3日は節分。節分の日には鬼を退治する「豆まき」が行われるのが一般的ですが、集合住宅に住んでいると何かと周りが気になるもの。今回は、「豆を外にまいても大丈夫なの?」「どこまでなら許容範囲?」「掃除はどうする?」など、マンションなど集合住宅における節分の疑問を解決していきましょう!

「節分」をおさらいしてみよう

そもそも節分には「季節を分ける」という意味があり、立春や立夏、立秋、立冬の前日など、季節の変わり目を指す言葉です。

節分の「豆まき」は、季節の変わり目という大切な節目に“過ぎ去った季節の邪気をはらい、これから迎える季節に福が来るように”という願いを込めて行います。
なぜ豆をまくのかというと、悪魔のような「鬼の目=魔目(まめ)」にちなみ、鬼の目にめがけて豆を投げることで悪いものを追い払う、という意味合いがあるからです。

豆をまく順番

節分では、昔から豆をまく順番も決まっています。まずは、玄関から一番遠い部屋からスタートするのがルールです。窓を開けて「鬼は外」と言いながら外に向かって豆をまき、鬼が入ってくる前にすぐに窓を閉めます。その後は、室内に向かって「福は内」と言いながら豆をまいていきます。各部屋(お風呂やトイレにも)に豆をまきながら玄関へと近づいていき、最後は玄関にまいて終わりです。

また、まきおわった豆は「自分の年齢よりも1つ多い数(数え年)」を拾って食べるのもお決まりです。こうすることで、厄を払うと言われています。

マンションでの節分のマナーは?

さて、ここで本題です。「鬼は外」と言って豆を外にまくとき、集合住宅だと隣の部屋や下の階に住んでいる人のことが気になりますよね。また、大きな声を出すのはどうなのでしょうか?

1.そもそも、外に豆はまいていいの?

周辺の環境にもよりますが、他の住人のことを考えると控えた方がよさそう。とはいえ、ベランダまでなら許容範囲と言えます。共用の廊下にまくことや、勢いをつけて外にまくことで下の階のベランダや道路などに落とさないようにしましょう。

2.声の大きさや時間帯について

集合住宅では声の大きさも気になるところ。大きな声で叫んでしまうと、周りの迷惑になってしまいます。特にお子さんがいるご家庭では、はしゃぎすぎないよう、大人が最初に声のボリュームやまき方などのお手本を示してあげることが大切です。

また、あまりにも夜中になってしまうとその分、近所迷惑につながってしまう可能性が高まるため、夕食の時間帯までに行うのがベストと言えます。「日中の方がやりやすい」という人は、もちろん日中でも◎。自分たちのライフスタイルに合わせつつ、周りの人を配慮した時間帯に行うようにしたいですね。

3.豆の掃除はどうする?

ベランダや玄関、部屋にまいた豆は、最終的にどうすればよいか迷いますよね。基本的にまいた豆は「福豆」と呼び、全て回収して食べるのが風習です。ベランダにまいた豆も早めに室内へ戻しておきましょう。

とはいえ、部屋の中にバラバラにまかれた豆を全て回収するのは大変な作業です。後々の手間を考えて、少しでも豆を散らかさないようにしたい場合、どのような工夫ができるでしょうか?

豆を散らかさないアイディアも!

1. 小分け袋の状態でまく

小分けの袋に入れられた豆を、そのままの状態でまけば回収は簡単です。袋のままだと抵抗がある人は、ラップで数個に分けてくるむのもひとつでしょう。まきおわったあと、豆を洗ったりせずに食べられるのも手軽で魅力的。ただし、お子さんが思い切り投げてきたら鬼役の人はちょっと痛いかも?

2.あらかじめビニールシートを敷いておく

豆をまく部屋にビニールシートを敷いておけば、後からの回収が簡単になります。また、豆も汚れないのでそのまま食べることができそうです。

3.豆をまく場所を限定する

家全体に豆が散らばっていると、どうしても掃除が大変。「絶対に全部屋にまく!」という強いこだわりがない限り、豆をまく部屋を限定してしまうのも手です。玄関前だけ、一部屋だけ、などと決めてしまえば、掃除する手間がかなり省けます。

4.大豆ではなく落花生をまく

一般的な豆まきは大豆を炒った「炒り大豆」を使いますが、地域によっては落花生をまくところもあります。落花生は殻に包まれているため豆が散らばらず、まいたあとはそのまま皮を剥いて食べられるというのもポイント。使ったことがない人は、この機会に一度検討してみるのもいいかもしれません。

マナーを守って楽しい節分を!

節分は、特に小さなお子さんがいる家庭では昔ながらの風習として伝えていきたい行事です。大人がお手本を見せてあげることで、子どもも気持ちよく豆まきを楽しむことができます。

マンションなど集合住宅に住んでいるからと、なんとなく節分の豆まきを諦めていた方も、周りへのマメな気遣いと工夫次第で行うことができます。マナーを守って、楽しい節分を過ごしましょう!

執筆者:稲垣 恵美