「ACCA13区監察課 Regards」新作OVA完成披露上映会の様子。左から下野紘、津田健次郎。

オノ・ナツメ原作によるTVアニメ「ACCA13区監察課」の新作OVA「ACCA13区監察課 Regards」の完成披露上映会が、去る1月25日に東京・丸の内ピカデリーにて開催された。

イベントには、ジーン・オータス役の下野紘、ニーノ役の津田健次郎が登壇。2人で「ACCA」のイベントに登場するのは、TVシリーズ放送開始前に行われた最速先行上映会以来、約3年ぶりになるという。津田は完結した作品で新たな展開を迎えられたことを喜び、自身が演じるニーノについて「すごい髪が伸びているんですけど!?」と、一新されたビジュアルに驚いたと明かす。一方の下野は、今作のストーリーを通して「まだやれることがあったんだな」と感じたと話しつつ、「ただひたすらロッタのことを心配している兄2人の話だった」と振り返り津田と笑い合った。

印象的なシーンについて、津田はニーノと恩師ヴィントとのシーンを挙げる。ロッタが通う高校の校長でもあるヴィントが、若者の導きとなる言葉を次々と紡ぎ出すという人間性も含めて津田は「あの先生、本当に素敵!」と絶賛。「若者たちに愛がある作品だなと思った」としみじみと語った。そして下野が挙げたのはジーンとニーノ、サンドパイパーとの飲み会のシーン。そのやり取りの中でジーンが見せるちょっとした仕草や表情に、慣れ親しんだ3人の関係性が見えて面白かったと振り返った。

また今作では、ストーリーだけでなく、映像の色味や光などからも“あたたかさ”を感じたという下野。津田も観終わったあとにしみじみと「いい作品だなと感じた」と語り、会場には「ACCA」ならではの感動的なシーンを噛みしめるような空気が広がっていた。

新作OVA「ACCA13区監察課 Regards」は、TVアニメの物語から1年後のジーンたちを描く後日譚。2月14日より全国13館の劇場にて1週間限定上映会が行われるほか、3月27日にはBlu-ray / DVDがリリースされる。上映会の入場者プレゼントは、キャラクターデザイン・久貝典史の描き下ろしイラストコースター。このたび、そのイラストが公開された。

(c) オノ・ナツメ/SQUARE ENIX・バンダイナムコアーツ (c) オノ・ナツメ/SQUARE ENIX・ACCA製作委員会