ドライブ[2020.01.28 UP]


自動運転はいつから実用化される?課題や問題点を説明

自動運転はいつから実用化される?課題や問題点を説明グーネット編集チーム

高速道路や自動車専用道路の走行時に、車線を認識して自動でハンドル操作を支援する、トヨタの安全技術の第2世代として2018年に登場したトヨタセーフティセンスをはじめ、前を走行する車との車間距離を一定に保つAAC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)やオートステアリング機能などを持つ、2019年8月末にリリースされたテスラのオートパイロットなど、高速道路での運転を支援する自動運転技術が市販車に採用され注目されています。また、2020年東京五輪・パラリンピックでも、自動運転技術を活かした自動車が会場内の移動手段として活用される予定です。

自動運転の定義をはじめ、実際いつから自動運転が実用化されるのかなどを、自動運転技術の今後の課題や問題点に触れながら詳しく解説します。


そもそも自動運転とは


自動運転とは、自動ブレーキシステムなどの運転支援のための技術から、完全自動運転を含めたものを指します。自動運転には定義づけが行われており、その定義によってレベル0からレベル5までの6段階のレベルに分類されています。

現在、市販されている車両に搭載されている技術では、前の車に追従して走行するアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線逸脱防止・車線維持走行(LKA)、自動ブレーキシステム、急発進抑制システムなどの運転支援機能があります。これらの技術は、ドライバーが運転することが主体の自動運転システムであり、自動運転レベル1に位置付けられています。

それらの技術の他にも各メーカーによって、システムが完全に運転操作を行い、障害などに関してもその解決のすべてをシステムが行う、完全自動運転の実現に向けて開発が進められています。


自動運転はいつから実用化される?


2020年1月現在では、基本はドライバーが運転操作を行い、運転操作の一部をシステムが行うレベル2までに該当する車が市販化されています。
一定条件・同一車線内でのアクセルやブレーキ、ハンドル操作などの複数の車両制御をシステムか行う日産自動車のプロパイロット技術などが、レベル2に該当します。

スカイラインに設定した、日産自動車のプロパイロット2.0は、高速道路の複数車線で、追い越しや分岐なども自動で認識し走行を支援するシステムで、レベル3に該当します。日産自動車では、2020年に一般道路でのレベル3の達成を視野に開発を進めています。

その他、ホンダでは、2025年に高度運転自動化のレベル4の確立に向け開発が進められており、トヨタ自動車では、他の交通が制限されている一定の交通条件の下で、システムがすべての運転操作を行い、障害時もシステムが対応する高度自動運転のレベル4を実現した自動運転車を、2020年の東京オリンピックで披露する予定となっています。
また、自動運転レベル3に相当する「Highway Teammate」を2020年に実現することを目標として開発が進められています。


自動運転の実現に必要な技術

自動運転の実現に必要な技術グーネット編集チーム

車間を一定に保つ、前車追従型のアダプティブクルーズコントロール(ACC)や、歩行者などを認識し自動でブレーキを作動させるシステムなどにおいては、各メーカー積極的に導入し、自動運転レベル1~2の車は多く市販されています。

ドライバー主体の運転からシステム主体の運転となるレベル3以降は、様々な課題があります。複雑な交通環境でドライバーの代わりにシステムが操縦するとなると、周囲の車両や人、障害物などをシステムで検知できなかった場合事故が起こりかねません。そのため、周囲の環境・障害物を検知するセンサーの更なる開発が求められます。

また、自動運転車の実現には、それを可能にする技術的な側面だけではなく、自動運転を可能にする道路の整備や、自動運転で事故が起きた場合における責任の所在などの自動運転に関する法整備も必要となります。


まとめ


自動運転レベルは、手動運転のレベル0から完全自動運転のレベル5まで6段階に分類され、現在は、レベル2までの自動運転車が多く市販されています。2020年時点では、基本的な運転をシステム側とする、条件付自動運転と呼ばれるレベル3、障害時でもシステムが対応する、高度自動運転と呼ばれるレベル4の実現化に向けて開発が進められています。

自動運転の実現は、道路環境整備、法整備などの課題や問題点も多いですが、技術的な側面では各社ともに開発を進めており、これからの自動運転車に注目です。



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