劇場版アニメ「泣きたい私は猫をかぶる」のティザービジュアル (C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

 劇場版アニメ「ペンギン・ハイウェイ」を制作したスタジオコロリドの劇場版アニメ第2弾となるオリジナル作品「泣きたい私は猫をかぶる」が、6月5日に公開されることが1月28日、分かった。同作は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」などで知られる岡田麿里さんが脚本を手がける。2人の主人公の声優を、女優の志田未来さん、声優の花江夏樹さんが担当することも発表された。

 「泣きたい私は猫をかぶる」は、愛知県常滑市が舞台。クラスメートから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる中学2年生の笹木美代は、思いを寄せるクラスメートの日之出賢人に果敢にアタックするも相手にされない。そんなある日、猫に変身できる不思議なお面を手にしたムゲは、猫になって日之出へ会いに行く……というストーリー。志田さんがムゲ、花江さんが日之出をそれぞれ演じる。

 「ケロロ軍曹」シリーズなどの佐藤順一さん、スタジオジブリで「千と千尋の神隠し」の制作に携わった柴山智隆さんが監督を務める。

 キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。

 ◇志田未来さんのコメント

 ――出演が決まった際の感想

 今回、ムゲ役をやらせていただけると聞いて、びっくりしました。さらに花江さんとご一緒させていただけるということで、すごくプレッシャーも感じましたが、本当にうれしかったです。

 ――演じたキャラクター、ムゲについて

 本当に明るくて、まっすぐな女の子だなと思いました。今時珍しいくらい自分の気持ちを素直に出す子なので、見ていてすごく気持ちのいい子です。ただ、周囲からの愛に気づけていない幼い部分があったり、学校などで見せる外の顔と自分の部屋にいる時に見せる内の顔にギャップも見られます。そんなムゲの全てが魅力的に描かれていると思いました。

 ――作品を見る人へメッセージ

 この作品は、一歩踏み出す勇気を与えてくれる作品になっていると思います。ムゲが猫になった姿もとっても可愛いらしいので、ぜひ楽しみにしていてください。

 ◇花江夏樹さんのコメント

 ――出演が決まった際の感想

 すごく雰囲気がいい作品というか、日常を切り取っているんですけど、すごくファンタジーがあって、そこの絶妙な感じがすごくすてきな作品だなと思いました。たくさん猫が出てくるのですが、僕も猫がめちゃくちゃ好きなので、これは運命的な作品かなと思いました。すごく演じられるのが楽しみでしたし、志田さんとこうして共演させていただけたのもすごく光栄だなと思いました。

 ――演じたキャラクター、日之出について

 日之出は思っていることを全面に出せない男の子で、将来の夢とかこれから先の未来をどう進んでいくか、まだ決めかねている。中学生らしいといえばらしいのですが、ムゲから日之出に向けられた気持ちに、なかなか気づいてあげられなかったりとか。そういう思春期真っただ中の、男の子だなと、思います。そこが彼のよさでもあるのですが、そこからどう気持ちが変わっていくかとか、意思がだんだん変わっていって、一人の少年から青年の気持ちに移りかわっていくところが、魅力的だなと思います。

 ――作品を見る人へメッセージ

 この作品には、コミュニケーションをとるときに、あと一言言えたらどれだけ楽になれるかという、誰にでもある気持ちやメッセージが込められています。日常を切り取った奇麗な映像の中で、猫の世界に行ったり、猫になってしまったりという現実離れしたファンタジーの要素も加わったすごく魅力的な作品なので、ぜひ楽しみにしていてください。

 ◇佐藤順一監督のコメント

 もし猫だったらもっと楽に生きられるかもしれない。周りに合わせて自分の心にふたをしたり元気なふりをしたり、笑顔をはりつけたりしなくていいから。うまくやれなくて波立つ心を絶えず隠して陽気にふるまう少女を志田未来さん、波立つ心を自ら押さえつける少年を花江夏樹さんが、自然さとヒリヒリした痛みが同居する二人を鮮やかに演じてくれました。

 ◇柴山智隆監督のコメント

 「ムゲと日之出と猫たちを、煙突の立ち並ぶこの街にありありと描きたい。まだ見ぬ“となりの世界”も」。佐藤監督をはじめ、信頼できるスタッフと試行錯誤しながら少しずつ積み上げていく作業は面白く、スリリングな毎日でした。ムゲたちが生きる世界と時間を少しでも身近に感じていただけたらうれしいです。

 ◇岡田麿里さんのコメント

 佐藤監督の匠(たくみ)の技と、柴山監督の作品への深い愛情、スタッフひとりひとりの日々の情熱により、どこか懐かしい作品が生まれました。主人公のムゲというあだ名は、無限大謎人間の略です。謎の多い状況のなか、謎と思われているムゲの成長を、劇場でご覧いただけたら幸いです。