三菱地所は27日、同社子会社が新しいタイプのフィットネスWebサービス「GYYM」(ジーム)をプレローンチしたことを発表した。

  • GYYM公式サイト

    GYYM利用フローイメージ(三菱地所資料より)

三菱地所の新事業提案制度より生まれたGYYM社がプレローンチしたWebサービス「GYYM」は、個別の入会金や月額固定費ではなく、その都度好きなときに好きなだけ予約/利用可能な"ワン・チケット・フィットネス"。決済もWebサービス内で完結しているため、フィットネス施設の検索・予約・決済で好きな場所、好きな時にその都度で複数のジムスタジオを利用できるようになる。

また、興味深いのが混雑状況により利用料金を変動させるダイナミック・プライシング。空いている時間では割安で利用できるため、利用者は場所を選ばないお得な運動、ジムスタジオ運営者は施設の有効活用や都度利用ユーザー分の付加収益を得られるという仕組みだ。4月の正式リリースを控え、27日からは1都3県59施設でプレローンチしており、2月には施設運営者宛ての説明会も予定している。

  • GYYMサービス概念図(三菱地所資料より)

    GYYMサービス概念図(三菱地所資料より)

GYYM社(GYYM株式会社)は三菱地所の新事業提案制度から設立されている。同社は、少子高齢化が進むなかでの健康増進ニーズ、企業における従業員への健康投資などに触れながらも「仕事や子育て等により、自分の時間を確保することが難しい人や、過去にジムに通っていたが続かずに辞めてしまった人でも、自分のペースで気軽に運動を始め、継続できる環境を提供したいとの想いから本事業の提案に至りました」とその動機を述べている。