予想の3倍で落札!「世界で最も魅力的なバイパー」と呼ばれた1台とは?

ボナムスが「世界で最も魅力のあるダッヂ・バイパー」と呼ぶ1台が、推定落札価格の約3倍の値である21万8476ポンド(約3100万円)で落札された。

この1992年 ダッヂ・バイパー RT/10はラインオフされた第一号車であるだけでなく、走行距離は6500マイル、ワンオーナーという貴重な存在なのである。そして、そのワンオーナーの正体はマスタングが登場した時代のフォード社長をかつて務めたリー・アイアコッカであったという歴史を持つ。当時、フォードから移籍してきたボブ・ラッツによって実現されたひとつの大きなプロジェクトで、人気を博していたコルベットに対抗する存在として発表された。その開発には、キャロル・シェルビーも携わったということも伝説のひとつだ。

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400bhpのパワーは8リッター V10エンジンから発揮され、ギアボックスは6段マニュアルが採用された。今回オークションに出品された、シャシーナンバー001はラインオフされて以来、アイアコッカのプライベートコレクションで保管されており一般公開はされていなかった。2019年にアイアコッカが亡くなり、売りに出されることとなったのだ。スポーツカーの新たな概念を生み、アメリカの自動車ヒストリーにおいても重要な1台としてコレクターから注目され今回のようなオークション結果となったのであろう。