2484ccのS20型エンジン搭載 サーキット仕様の徹底チューンド S20型改2000GT-R 3

S20型のノーマルはボア82㎜×ストローク62.8㎜で排気量は1989cc。それを、アール・ファクトリーオリジナルのライナーを挿入し、ボア85㎜×ストローク73㎜にスケールアップ。排気量は2484ccで圧縮比は12:1まで高められている。さらに、300度の/10㎜リフトのハイカム、H断面コンロッド、フルカウンタークランクなど、当時のレース仕様を凌駕するパーツ類が組み込まれている。また、アール・ファクトリーが開発したカムギアトレーンも装着し、高回転域での鋭いレスポンスも実現。まさにS20型エンジンの最新スペックと呼べる仕上がりになっているのだ。

 組み合わせるミッションは、ニスモ製6速でクラッチはOS技研製TSシリーズのツイン、デフはニスモ製R200にファイナルは4.6という仕様だ。

 この2013年仕様のGT-Rで、4月の筑波サーキットの走行会に参加。前年までは1分10秒台だったところを、一気に3秒縮め1分7秒台をマーク。

「サーキットは年3〜4回は走っていますが、今回、足回りをアール・ファクトリーで全面的に見直し、タイヤ&ホイールをフロント16、リア17インチに変えてみたところ、コーナーではフロントが曲がり、リアが流れなくなりました。そのおかげで、私でも7秒台が出せるようになったんです」とうれしそうに語ってくれた。次回のタイムアタックでは、何秒タイムが縮められるか楽しみだ。



車内は助手席と後席を取り外したサーキット仕様。4点式ロールバーにはサイドバーを追加し、剛性をアップ。運転席はブリッド製フルバケットシートにウィランズの4点式ハーネス、助手席側は、シートを装着できるようにフレームは残されていて、フロアにはD-com製のドライバッテリーを設置。



S20型エンジンは、アール・ファクトリーの最新スペック。排気量は2484㏄にスープアップされ、圧縮比は12:1。パワー的にはおそらく300ps前後を発揮。ちなみに、筑波サーキットの裏のストレートでは170㎞/h台のトップスピードを記録する実力がある。アッパーマウントの取り付け位置が後方にオフセットされているため、キャスター角が4度ほど付けられている。



キャブレターはソレックス50PHH。リンク類はピローボール化している。



タコ足はアール・ファクトリー製のφ42.7㎜、6-2タイプ。マフラーはパワーと音を重視した2-1のストレートで、出口も1本出し。


ラジエーターはアルミ製で電動ファン2基がけだ。


Nostalgic SPEED vol.002 2013年 11月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)