俳優の内藤剛志が主演を務めるテレビ朝日系ドラマスペシャル『全身刑事』が、2月2日(21:00~)に放送されることが27日、明らかになった。

  • 内藤剛志 -テレビ朝日提供

『科捜研の女』『警視庁・捜査一課長』シリーズなどでさまざまな刑事を演じてきた内藤。新シリーズとなる今作で内藤が演じる名瀬裕太郎は、神奈川県警総務課の備品管理課員で、ワケあって1年間の休職を経て備品管理課に異動するまで、“刑事一筋”で生きてきた男だ。

難事件発生につき、署長・羽倉樫弥(古田新太)に頼まれ、新人管理官・海東隼人(笠松将)をサポートすることになったが、取り調べではまるで子どものように「なぜ?」を連発。単刀直入に「なぜ?」と斬り込むことで、人々の心の闇に迫っていく。

型破りなキャラクターに挑んだ内藤は「推測でものを言わず、“なぜそう思うのか?”…虚心坦懐に聞く刑事がいたらどうなるのか、そこが本作でいちばんのチャレンジ。演技には“正解”がなく、新作だからこそ手探りで、日々悩みながら撮影に臨みました」と心境を明かす。

「このドラマは演劇的な要素も感じられる作品で、特に取調室は舞台のよう…。僕もこんな取り調べは、初めてやりました(笑)」といい、「刑事役をさまざま演じてきたからこそ新しいことをやりたいという思いもあり、自分自身、ゼロからチャレンジした感があって、今までにないものができたという手ごたえを感じています」と自信を見せた。

タイトルについては「僕自身、とても気に入っています」と話し、「『変なタイトルだけど、どんなドラマなのかな』と思って見ていただいて、見終わった後に『なるほど』と得心してもらえたらうれしいですね。そして、ぜひたくさんの方に見ていただいて、第2弾へとつなげることができたら…」と呼びかけている。