EVでのレースはどんな問題が生じる?パナソニック・ジャガー・レーシングの結果に学ぶ

サンティアゴで開催されたパナソニック・ジャガー・レーシングで、ミッチ・エバンスがポールポジションで予選を通過した後、決勝レースで3位という結果を残した。ジェームス・カラドは、チリのうだるような暑さの中で8位フィニッシュを果たし、英国チームはダブルポイントを確保した。

ミッチ・エバンスは予選で申し分のないパフォーマンスを発揮。グループ・クオリファイ・セッションとスーパーポール・シュートアウト・セッションの両方で快勝し、今シーズンで初めて、フォーミュラEでは2度目となるポールポジションを獲得した。ニュージーランド出身のミッチはラインをそれた際、エネルギー情報の受け取りに問題が生じたが、チームがシステムトラブルを修復すると今度はエネルギーを過剰に消費し、バッテリーの温度管理が必要となった。

エネルギー不足により、ミッチ・エバンスはペースを上げて走ることができず、これによりマックス・ギュンターにアタックモードを許し、レース後半にはアントニオ・フェリックス・ダ・コスタに先行を許すことに。しかし、この初期段階で発生した問題にもかかわらず、チームとミッチ・エバンスは順調に乗り越え、3位を維持することができたのである。チームとドライバーにとって多くの困難があった1日だったにもかかわらず、価値ある表彰台を確保した。



イギリス人ドライバーのジェームス・カラドは、サンティアゴでの最初のレースにおいて8位でチェッカーフラッグを受け、チームに2つ目のポイントを確保。予選で18位という厳しい結果の後、「I-TYPE 4」を操りポイント獲得圏内に入ると、レース中に10ポジションを上げ、貴重な4ポイントを獲得している。

ミッチ・エバンスはこうコメント。「予選1位通過時と今シーズン2度目のポールポジションを獲得できたスーパーポール・シュートアウト・セッションはかなり調子が良かったのですが、残念ながら決勝レース中にその調子を発揮することができませんでした。エネルギー管理がうまくいかず、リズムに乗ることが困難でした。しかし、一番の目的はポイントと表彰台の獲得であり、それらはこの週末に達成することができたので、私たちはサンティアゴを気持ちよく去ることができます。次回1位で表彰台を飾れるよう、今日のレースから学びを得たいと思います」



ジェームス・カラドは、「今日のレースも、『I-TYPE 4』も、素晴らしかったです。たくさんのポイントを獲得し、合計すると10ポイントとなりました。 18位から8位にまで追い上げたことはすばらしい結果であり、グランプリは貴重な学びの機会でもありました。次回は予選でのパフォーマンスを改善したいと考えています。この週末は間違いなく良い週末でしたし、次回を楽しみにしています。表彰台はもう目前であり、それは時間の問題と言えるでしょう」とコメントした。

パナソニック・ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーは、「このレースから学べることは間違いなくあります。初期にシステムトラブルに直面し、レース戦略を妥協せざるを得ず、今回は勝利のために戦うことができませんでした。チームが表彰台を死守するためにトラブルを修復し、パフォーマンスとスピードに非常に前向きに挑んだ姿勢を誇りに思います。両方のドライバーがポイントを獲得して表彰台に立つことが私たちの目標でしたが、彼らはトラック上での課題にもかかわらず成し遂げました。ミッチは、難しいレースでも強気に先頭を保ち、予選を制することができました。ジェームズは、今日、彼にとって3度目となるFEレースで素晴らしいレースクラフトを披露しました。今回学んだ多くが来月のメキシコシティでの新しい挑戦に活かされることでしょう」と、チームへの更なる期待を述べた。