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【この記事のエキスパート】
フォトグラファー、フォトララ写真未来研究所代表:瀬川 陣市
米国ウィスコンシン州立大学などで写真を学び、帰国後に独立。
1995年からプロカメラマンとして人物、ウェディング、料理、建築、海外取材など広い分野の撮影をする傍ら、写真講座やメディア出演、執筆などを通じて撮影テクニックやフォトライフの楽しみ方を伝えている。
さらに動画撮影、ドローン撮影にも着手。画像や動画を未来につなげる活動を提案している。2018年には、長崎県五島市アンバサダーに就任。
写真と映像で行う地域貢献や海外に向けた日本文化の映像発信にも積極的に取り組んでいる。
農薬散布や災害現場の状況確認など、活躍の場が広がり続ける無人航空機ドローン。上空からの撮影では鳥の視点を思わせるリアルな映像で、撮っても観ても楽しめます。ここでは、価格が安く、高性能・高画質・小型軽量で操作簡単な初心者向けなどドローンのおすすめ商品と選び方をご紹介します。
大前提:ドローン購入前に知っておくこと
まずは、ドローンを購入する前に、下記2点は必ずチェックしましょう。
(1)100g以上の無人航空機は登録が必須
2022年6月20日より100g以上の無人航空機の登録が義務化されました。
登録されていない無人航空機は飛ばすことができなくなるので、100g以上のドローンの購入を検討している方は、必ずチェックしましょう。
参考:国土交通省HP/『飛行ルール(航空法第11章)の対象となる機体』より
(2)ドローンの飛行ルールはかなり厳しい
安価なドローンが流通し、手軽に購入できるようになっていますが、ドローンはどこでも飛ばしていいわけではありません。
実は、個人用のドローンだけでなく、ラジコンや農業散布用ドローンなども含まれるのですが、国土交通省によって飛行ルール(航空法)が厳密に定められています。また、都道府県、市町村の条例でも飛行禁止区域などが設定されています。
知らずに飛行させてしまうと、罰則が発生してしまいます。そのため、購入後、近くの公園や河川敷で飛ばす場合、さらには私有地で飛ばす場合でさえも、必ずドローンの飛行が可能な地域かどうかは確認しましょう。
参考:国土交通省HP/『無人航空機の飛行禁止空域と飛行の方法』より
(3)快適認定を受けているか必ずチェック
ドローンには「技術基準適合証明」というのがあり、ドローンを購入するときはその証明を受けているかチェックする必要があります。とくに海外製品を購入するときは要注意です。
技術基準適合証明を受けていないドローンを使用すると、国内の電波法違反に問われることがあります。事前に適合証明を確認しておけば、楽しく快適にドローンを飛ばせます。
低価格ドローンを選ぶポイント
それでは、低価格ドローンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】消耗品やパーツを入手しやすいか
【2】カメラ付きかどうか
【3】カメラの性能
【4】バッテリーの駆動時間
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】消耗品やパーツを入手しやすいかチェック
DJI『Tello』:¥12,980 ( 2020年12月10日時点 )
安いドローンは小型のものが多く、飛行可能時間も30分ぐらいです。それでも電池切れに備えて予備のバッテリーを用意しておきましょう。
慣れないうちは追突や墜落も起こりますので、ローターやローターガードなど予備のパーツも必要です。
こうした消耗品やパーツを入手しやすいかどうかも、事前にチェックして選んでください。
▼初心者はローターガードが付いていると安心!
はじめてドローンを飛ばすとき、室内や体育館などを利用することがあります。壁などにぶつけるとローターが破損するので、初心者はローターガードつきを選んでください。
ローターガードはローター(プロペラ)の周囲につける保護パーツで、機器の故障リスクを減らせます。万一人にぶつかったとしても、ケガ防止に役立つでしょう。
【2】カメラ付きかどうかチェック
Tech rc『TR009W』:
【エキスパートのコメント】
ドローンはカメラ付きとなしの2種類に区別される
安価なドローンを大別するなら、カメラ付きの機種とカメラなしの機種に分けられます。
当初はドローンを使う目的が撮影することではなくても、飛行させているうちに撮影もしてみたいという気持ちに変わることもあるでしょう。「大は小を兼ねる」の言葉どおり、カメラ機能をもつ機種を最初から選択することをおすすめします。
【3】カメラの性能をチェック
Potensic『D50』:
【エキスパートのコメント】
カメラの性能は価格に比例して向上する
カメラ付きの機種からドローンを選択するとして、カメラの性能を比較することも大切です。低価格のドローンでは4Kのような高画質の機種は望めませんが、ハイビジョン画質をもつ機種なら見つかります。画角の違いや、固定なのか可動できるカメラなのかなどスペックも比較してみましょう。
カメラの性能は価格に比例して向上していくもの。そのため予算と相談しながらカメラの性能も考えて選ぶのがよいでしょう。
【4】バッテリーの駆動時間をチェック
Holy Stone『HS120D』:
【エキスパートのコメント】
バッテリー容量がそのままフライト時間に影響
バッテリーの容量はそのままフライト時間に影響します。低価格のドローンでは、バッテリーをフル充電して使用した場合に何分間フライトできるのかを確認しておきましょう。せっかく購入して飛ばそうとしても短い時間のフライトしか駆動しないのでは楽しみも半減です。できるだけ長い時間フライトを継続できる機種を選んでみてはいかがでしょうか。
ちなみにドローンは総重量が200グラム以上になると空港周辺や人家の密集地域で飛ばせないなど、航空法の規制対象となります(※)。200グラム未満でも緑地公園での飛行規制など、自治体ごとに定められているのでルールにしたがって楽しむようにしましょう。