俳優の竹内涼真が主演を務めるTBS系日曜劇場『テセウスの船』(毎週日曜21:00~)の第1話が19日に放送され、平均視聴率が11.1%だったことが20日、明らかになった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

  • 『テセウスの船』主演の竹内涼真

週刊漫画誌『モーニング』(講談社)で連載されていた東元俊哉氏による同名漫画を原作とするこのドラマは、事件の謎に挑み過去を変えようと立ち向かう家族の物語。殺人犯として逮捕された父親の事件の謎を追う主人公・田村心を竹内が演じ、心の父親・佐野文吾を鈴木亮平、母親・佐野和子を榮倉奈々、心の妻・田村由紀を上野樹里が演じる。

第1話は、生まれる前に父・佐野文吾(鈴木亮平)が殺人犯として逮捕され、母・佐野和子(榮倉奈々)と姉兄と共に、加害者家族として世間からの厳しい視線を浴びてきた主人公・田村心(竹内涼真)が、最愛の妻・田村由紀(上野樹里)から自分の父親を信じてみてと言われ、父に向き合うことを決意。そして、父が逮捕された事件の現場となった村を訪れた心は、突然、事件直前の平成元年にタイムスリップしてしまい、生まれて初めて父・文吾と31年前の母・和子に出会う……という展開だった。

この第1話では、圧巻の雪山シーンが描かれ、そこで繰り広げられる心や父・文吾の緊迫したやりとりで視聴者を魅了。14日に行われた制作発表会見で竹内は「吹雪まくっていて、それがキツくて、あんなに寒い経験をしたことは初めて。あられみたいな硬い氷が横殴りに吹いていて、ビンタされているくらい痛いんですよ」と、雪山での過酷な撮影について語っていた。