私の周りのお金持ちに休日の過ごし方を聞くと、自営業者の場合はセミナー・イベントの開催など仕事をしている人が多いです。会社員の参加者が多いことに配慮し、土日に開催するからです。

◆お金持ちが休日に行う「習慣」とは
私の周りのお金持ちに休日の過ごし方を聞くと、それぞれ異なり、特に一定の傾向はみられませんでした。自営業者の場合は、セミナー・イベントの開催など仕事をしている人が多いようです。会社員の参加者が多いことに配慮し、土日に開催するからです。

企業経営者の場合は、家でゴロゴロするとかゴルフに行くとか、ごく一般的な過ごし方です。ただし付け加えておかなければならないのは、表面的にはゴロゴロしていても、頭の中では常に事業のことを考えているという点です。

先週起こったことを振り返り、来週は何をどうすべきかに思いを馳せるなど、瞑想に似た内省の時間に充てているのです。

ひとりで内省することは、経験を応用して自己の判断や行動を最適化するには必須の作業であり、わざわざホテルに宿泊してひとりになる時間を確保する経営者もいます。

また、小さな子どもがいる家庭とそうでない家庭でも異なり、小学生未満の子どもがいれば、普通の家庭と同じくやはり家族で遊びに行くようです。

もちろん家庭を顧みないモーレツ経営者もいますが、普段はかまってあげられないからこそ、週末は一緒に過ごしたいと考える人もいて、親心はみな同じということですね。

余談ですが、欧米での余暇と年収の調査によると、富裕層はミュージカルや観劇、美術館巡りといった芸術鑑賞などを積極的にしている一方、収入の低い層はこうした余暇の過ごし方をしないそうです。

これはお金があるからないからという理由だけではなく、文化的資本への投資が精神の成熟や教養に貢献していると考えることもできそうです。

文=午堂 登紀雄(マネーガイド)