アウディが提案する家庭、職場に続く「第3の生活空間」│新たなコンセプトカーAI:ME登場

車という領域を超えて家と職場に続く、「第3の生活空間」として、アウディが新たなコンセプトカー AI:MEコンセプトを発表した。ユーザーは、アイトラッキング機能を使って車とコミュニケーションを取ることができ、例えばお気に入りの食べ物を注文することも可能。ウェルネス体験も提供され、車載VRゴーグルを装着すれば、壮大な山岳風景の中でバーチャルフライトを楽しむことができるのだ。

このクルマはユーザーとその習慣を理解し、人工知能とインテリジェント機能を組み合わせて、乗員の安全、健康、快適性を高める。自己学習を行うナビゲーションシステムはすでに現行のMMIシステムに組み込まれており、目的地のデータを保存し、日付や時間、現在の交通状況を考慮しながら推奨ルートを提案する。将来的には、シートの位置、メディア、ルート案内、車内の温度から香りに至るまで、ユーザーの好む機能や設定に関する詳細な分析が行えるようになるという。



また、サムスン電子と共同開発された3D複合現実ヘッドアップディスプレイにより、遠くを見て走行しているときでも、画像を見るために目の焦点を合わせ直す必要がなくなる。さらなるハイライトは、オンデマンドで作動する透明なディスプレイである。スクリーンは縦15cm、横122cmのサイズで、下端はインストルメントパネルに埋め込まれている。これは、透明な有機ELディスプレイと、特に濃いブラックを表現する黒のレイヤーという2層構造になっており、情報の表示に必要ない部分は透明なままになっていることが、このディスプレイの大きな特徴だ。



現行のアウディモデルと同様に、最高のネットワーク性能が備えられている。ドライバーが疲労を感じ始めたら、、刺激と爽快感を得られる効果のある青みがかった涼しいホワイトのライトで照らされる。アウディのプロジェクトである「ヒューマンセントリック ライティング」は、例えば乗員の集中力や記憶力を高めるために、照明の色を活用できることを示している。



CESのアウディブースで展示されている車両は、AI:MEだけでなく、12.3インチのタッチスクリーンを備えて市販車に近いショーモデルであるAudi Q4 e-tron conceptから、2020年春に搭載が開始されるデジタルマトリクスLEDヘッドライトを備えたAudi e-tron Sportbackまで、多岐にわたりアウディの未来を演出している。