ニコンは1月7日、レンズ一体型の高倍率ズームデジカメ「COOLPIX P950」を発表した。最大2000mm相当の超望遠撮影が可能なカメラで、動画撮影関連の機能や装備を強化したのが特徴。レンズのズーム倍率は従来モデル「COOLPIX P900」を継承する。価格はオープン。発売は2月7日。

  • 動画まわりの機能や装備を強化した2000mmの超望遠ズームモデル「COOLPIX P950」が登場した

2015年3月に発売した「COOLPIX P900」の後継モデル。有効1605万画素の裏面照射型CMOSセンサーや35mm判換算で2000mm相当までカバーする光学83倍ズームレンズは継承するが、手ぶれ補正機構の効果を5.5段分相当に高めた。写真はRAW記録(NRW形式)にも対応した。オートフォーカスは従来と同じくコントラストAF。

  • レンズの性能や全体のシルエットは従来モデル「COOLPIX P900」を継承する

  • 本体上部に、新たにアクセサリーシューを搭載。外部マイク端子も搭載するので、外付けマイクで高音質に収録できる

大きな改良点が、動画撮影関連の機能や装備の強化だ。動画は4K/30P画質に対応するほか、露出が自由に調節できるマニュアル動画モードを新たに備えたほか、ズームの速度を自由に設定できるようになった。また、デジタル一眼レフカメラと同じアクセサリーシューを上部に搭載し、外部マイクやLEDライトなどのアクセサリーを装着できるようになった。撮影中の映像を外部のモニターに出力できるHDMIクリーンアウトにも対応する。

  • 背面のバリアングル液晶は3.2型に大型化した

電子ビューファインダーは236万ドットの有機ELパネルに、背面液晶は3.2型に一新した。本体サイズはW140.2×H109.6×D149.8mm、重さは約1005g(メモリーカード、バッテリー含む)。