「フジテレビ開局60周年特別企画 新春SPドラマ『教場』」の後編に出演する(上段左から)三浦貴大さん、伊藤健太郎さん、上白石萌歌さん、(下段左から)佐久間由衣さん、嘉島陸さん(C)フジテレビ

 木村拓哉さん主演の2夜連続スペシャルドラマ「フジテレビ開局60周年特別企画 新春SPドラマ『教場』」(フジテレビ系)の後編(1月5日放送)に、三浦貴大さん、伊藤健太郎さん、上白石萌歌さん、佐久間由衣さん、嘉島陸さんが出演することが5日、分かった。それぞれどのようなキャラクターを演じるかは放送で明かされるという。

 木村さんとは映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(2010年)以来の共演となる三浦さんは、本作の木村さんの印象について「現場に立っている木村さんの存在感は変わらず、キャスト・スタッフ含め全ての人を引っ張っていってくれるような、そんなオーラがありました」と振り返る。また、伊藤さんは木村さんと初共演。小さな頃から憧れていた木村さんとの共演に喜んでいたという。

 上白石さんと木村さんは、バラエティー番組での共演はあるが、芝居では初。佐久間さん、嘉島さんも今回が木村さんと初共演となる。

 ドラマは、長岡弘樹さんのベストセラー小説(小学館)が原作で、警察官を目指す人たちが通う警察学校の教室“教場”を舞台に、冷徹無比な教官の風間公親(きみちか、木村さん)と、よこしまな思惑を持つ生徒たちの姿を描く“警察ミステリー”。

 風間が教官を務める初任科第198期短期課程の教場では、生徒たちが日々、激しいトレーニングにさらされている。何より厳しいのがルール厳守。その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯で責任を負う。風間は「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考えており、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非情な男だ。次々とふるいにかけられる“教場”という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻き、さまざまな事件が巻き起こっていく……というストーリー。

 後編は、3人が退校し、27人となった“風間教場”。厳しいトレーニングが続けられる中、優等生の宮坂定(さだむ、工藤阿須加さん)の姿がなかった。覇気がなくなった宮坂の様子を気にかける楠本しのぶ(大島優子さん)は、風間にそのことを報告。一方、宮坂らと距離を置く都築耀太(味方良介さん)は風間の過去について、元強行犯の刑事で切れ者と呼ばれていた事実にたどり着くが、右目の義眼については調べきれなかった。宮坂と日下部准(三浦翔平さん)は、そんな都築をとがめる。

 菱沼羽津希(ひしぬま・はづき、川口春奈さん)と枝元佑奈(富田望生さん)にも変化が起きていた。対照的な性格だが仲良しの2人。目立つ羽津希の陰にいた佑奈が徐々に頭角を現していく。しかし、佑奈にはある理由が隠されていた。数カ月後、“風間教場”の生徒がさらに減る中、最後の特別授業として、山奥に連れていかれる生徒たち。そこでの課題をクリアしなければ卒業証書はもらえないと告げられ、それぞれ一夜を過ごす……というストーリー。5日午後9時から放送。

 ◇出演者のコメント

 ・三浦貴大さん

 木村さんとの久々の共演、大変うれしかったです。前回は数年前になりますが、現場に立っている木村さんの存在感は変わらず、キャスト・スタッフ含め全ての人を引っ張っていってくれるような、そんなオーラがありました。私が出演させていただいた場面は、独特の雰囲気で普段の撮影現場とはまた違う緊張感があり、最初に足を踏み入れたそこは、まさに「教場」でした。あれが撮影だったのかどうかも曖昧になるほど、不思議な体験でした。ご覧になった皆さんが、まるで「教場」にいるような緊張感を感じていただければ幸いです。

 ・伊藤健太郎さん

 今回「教場」に出演させていただきました伊藤健太郎です。幼い頃よりずっと憧れの存在である木村さんとご一緒させていただけるということでこのお話をいただいた時は、心の底からうれしかったのを覚えています。実際の撮影では木村さんのアドリブで芝居場を作っていただき夢のような時間を過ごさせていただきました。また中江(功)監督は僕の一番好きなドラマを作られた方でもあるので、お二人と一緒ということで本当に夢のようでした。そんな作品が僕自身、とても楽しみです。皆さんもぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

 ・上白石萌歌さん

 「教場」は情報が解禁された時から一視聴者として注目していた作品だったので、お話をいただいた時はとても驚きました。いつかはと願っていた中江監督の作品に、こんなにも早く携わらせていただけるとは夢のようです。木村さんとは「BISTRO SMAP」に出演させていただいた際にお会いしましたが、お芝居の現場でご一緒するのは初めてでした。風間教官として教壇にたたずむお姿はあまりに厳格で、殺気を感じてしまうほど。でもその裏にある愛情も、同じくらい受け取りました。木村さんの目の奥に宿る炎のようなものを間近で感じ、終始ヒリヒリしていました。出演にあたり、敬礼の練習を実際にさせていただいたことも印象深いです。周りの皆さんと息をそろえることや、真っすぐな背筋、精神を保つことの大変さを実感しました。木村さんはじめ、全てのキャスト、スタッフの皆さんで一つのものに同じ熱を注いでいるさまがまぶしかったです。今回の出演でこれだけ多くのことを学ばせてくださったことに感謝しています。

 ・佐久間由衣さん

 木村さんと共演させていただくのは、今回が初めてになります。その現場が「教場」という作品だったこと、とても光栄に思います。控室ですごくご丁寧にあいさつしてくださり、いざ現場に入られたら、そこには指先から足先まで圧倒的な風間教官のお姿がありました。凍り付くような張り詰めた緊張感と、今でも全ての瞬間を思い出して鳥肌がよみがえるほど、決して忘れることができない経験をさせていただきました。木村さんの存在に打ちのめされ、何日もその感触が抜けない日々が続きました。今回、オーディションに参加させていただきたい、中江監督にお会いしたいと強くお願いして出演がかなったので、念願の撮影でした。皆様がもうすでに作り上げられた世界観の中に、飛び込む緊張感はとてもリアルで面白かったです。ここは日本なのか?と疑うほどの緊迫した空気の中で、一人楽しそうにニコニコしている中江監督のお姿が、とても印象的でした。中江監督のアドバイスがあり、普段自分が求められることが多い役柄とは少し違った女性になったかと思いますので、そこも楽しんでいただけましたら幸いです。

 ・嘉島陸さん

 「教場」の撮影現場は、木村さんをはじめ大先輩ばかりなので、貴重な現場に少しでも参加できたことがとてもうれしかったです。連続ドラマ「HERO」を見てからかっこいい検事役をされていた木村さんに憧れを持っていたので、木村さんの作品に参加できたことは感慨深く光栄でした。主演の木村さんは、撮影の合間も警察監修の方と打ち合わせをされていて、役に対する真摯(しんし)な向き合い方がとても印象に残っていて勉強になりました。現場での木村さんは、教官として存在されていたので、常に緊張感を持った状態でいることができました。中江監督とも初めてご一緒させていただきました。短い時間でしたが監督から声をかけていただき、一人一人をしっかり見てくださっていることを実感できて、さらに身の引き締まる思いでした。