はい、スマートフォンはAndroid/iPhoneの別なく、基本的に時刻合わせは必要ありません。契約している通信キャリアのSIMカードを挿しモバイル回線に接続していれば、かなり正確な時刻を刻み続けます。スマートフォンとして持ち歩いているだけでよく、いわゆる"時計が狂う"こともありません。

それは、現在流通しているスマートフォンのほとんどが「NITZ(Network Identity and Time Zone)」に対応しているためです。NITZとは、現在時刻やタイムゾーンなどの情報を基地局経由で提供する規格で、通信キャリアにより提供されます。NITZを提供する通信キャリアの回線に接続していれば、定期的に時刻合わせが行われるため、メンテナンスの必要がありません。かつては通信キャリアによって対応の有無に差がありましたが、2019年現在本邦3大キャリアすべてが提供しているため、MVNOを含めどの回線もNITZに対応しています。

NITZによる時刻合わせは、Android OSでは『設定』→「システム」→「日付と時刻」にある「日付と時刻の自動設定」スイッチ、iOSでは『設定』→「一般」→「日付と時刻」にある「自動設定」スイッチをオンにすれば有効になります。スイッチをオフにしていると、NITZが提供する時刻情報を参照しなくなるため、しばらく使ううちに現在時刻がズレてきます。

なお、NITZの規格では、協定世界時(UTC)と基地局装置の時刻誤差は1.5マイクロ秒以下に抑えるよう定められています。日頃扱う時刻の最小単位が「秒」の一般市民にしてみれば、それでじゅうぶん過ぎるほど正確ですが、原子時計のようにフェムト秒(10マイナス15乗秒)単位で正確な時計にはかないません。

  • スマホは「時刻合わせ」しなくていいの?

    自動設定スイッチをオンにしてモバイル回線に接続してさえいれば、時刻合わせは必要ありません