『東京都北区赤羽』などで知られる漫画家・清野とおる氏と先月22日に結婚したタレントの壇蜜が、結婚直前に旅した番組『壇蜜 生と死の坩堝(るつぼ) イスタンブール』が、2020年1月8日(21:00~21:59)にNHK BSプレミアムで放送される。このたび、セクシーな衣装でベリーダンスに挑戦する姿などが公開された。

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    『壇蜜 生と死の坩堝 イスタンブール』より

同番組は、『死とエロスの旅』としてスタートし、『生と死の坩堝』とタイトルを変え、4作目を迎える紀行シリーズ。これまで、ネパール、メキシコ、タイ…と、異なる文化や宗教の国々を壇蜜がめぐり、様々な“死生観”や、LGBTなどの“性”のかたちを、独自の目線で見つめてきた。

最新作となる今回は、イスラム教が主流を占めるトルコ・イスタンブールを訪ねる。彼女が旅し出会ったのは、世界遺産のモスクでの祈り、女性の生きづらさに向き合うテレビ局、そしてイスタンブール最大規模の墓地での別れの瞬間など。現代トルコでの「生きること」と「死ぬこと」に正面から向き合った。女性のための番組作りを掲げるテレビ局「ウーマンTV」では、「男性と女性は、一緒に生きていければもっとハッピーになれるけれど、分かりあえないところもあると思う」と自論を投げかける場面も。

ほかにも、イスタンブールで活躍する人気ダンサーにベリーダンスを習ったり、迷宮のように巨大な市場・グランドバザールでの買い物、トルコ流のお風呂「ハマム」体験など、エキゾチックな街を満喫した。

壇蜜は「イスタンブールでは9日間を過ごしました。短い時間でしたが、町の空気を吸い、人々と交流し、イスラム教の姿を見て、“死”にも触れました。人々の祈る姿から、幅広いメッセージを受け取れた気がします。この町で触れた“寛容さ”を、これからの生活にいかせたらいいなって思います」とコメント。

また、監修に携わった現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏は「イスタンブールの美しい映像に魅せられ、また生と死について考えさせられ、さらにイスラームの本質にも迫る良い内容」と感想を寄せている。

NHK広報局の ホームページでは、 放送に先立って、 旅の様子をまとめた スペシャルムービーと壇蜜が旅行中に書き留めた自筆の絵日記を公開している。

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