コクヨは、スウェーデンに本社を構えるConfigura(コンフィグラ)社と開発した2Dオフィスレイアウトからの3Dパース作図&見積書作成自動化システム"GRIP"を来年1月から導入し、生産性向上を図る。

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テレワークや業務内容に応じて場所を選ぶABW(Activity Based Working)など、働き方改革とともに職場環境の構築も重要なテーマとなるが、オフィス家具のレイアウト提案も行う同社は従来、2Dオフィスレイアウト図から複雑な配置ルールをチェック。品番や数量を広い積算し、見積書を作成していたが、1月から導入するシステム"GRIP"では、オフィスレイアウトに3Dパースを配置することで自動的に見積書を作成できるようになる。導入前の検証では50%の作業時間削減を実現している。

  • 「GRIP」プロセス導入前後の比較(同社資料より)

    「GRIP」プロセス導入前後の比較(同社資料より)

コクヨは2017年より、働き改革の一環としてスウェーデンに本社を構えるConfigura社とともに、同社提供のパッケージウェア「CET Designer」をベースに独自のシステムGRIPを共同開発。来年1月より首都圏の拠点に導入する。同社では長時間労働からの解放、手作業によるケアレスミス防止などの効果や3Dイメージ空間の把握やスピードの向上など顧客満足度の向上にも寄与することを述べている。