浦沢直樹が描き下ろした映画「パラサイト 半地下の家族」のイラスト。

浦沢直樹がポン・ジュノが監督する映画「パラサイト 半地下の家族」の公開を記念し、イラストを描き下ろした。

かねてより浦沢のファンを公言しているポン・ジュノ監督。11月の来日時には13年ぶり二度目となる浦沢との対談を実現した。このたび浦沢によって描き下ろされたのは、“半地下”に住む貧しいキム一家を演じたソン・ガンホ、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・へジンの4人が脚本を読んでいる姿。同イラストは対談でポン監督から飛び出した「出演者に台本を渡して、今ごろ読んでいるだろうなあと考える時が一番イヤな時間」というエピソードをもとに執筆された。浦沢は「特にソン・ガンホさんが読んでいるときが………… わかるわ~~~」と共感の言葉も寄せている。イラストは劇場で販売される映画の公式パンフレットに収録される予定。また浦沢とポン・ジュノ監督の対談記事は12月18日の朝日新聞朝刊に掲載されている。

2020年1月10日に全国公開される「パラサイト 半地下の家族」は、“半地下”で暮らす貧しいキム一家が、裕福なパク社長一家と出会うところから動き出す物語。12月27日より東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズ梅田では先行上映される。

(c)浦沢直樹・N WOOD STUDIO