“メスシリンダー”。縦に長く伸びたその形と、倒れにくいように取り付けられた底板が特徴的なこの容器。小学生の頃に、理科の授業で見たり、使ったりしたことがある人も多いと思うのだが、筆者は心配している…。
それは、生物の雄(オス)雌(メス)を連想させる“メス”、またお尻を連想させる“シリ”という言葉の響きから、良からぬ邪念を抱いてしまう男子が多いのではないか…ということだ。
ときには慎重な作業が求められる理科の実験の際に、「そこのメスシリンダー取って」という問いかけに。ついつい惑わされている学生が多いのではないか。
このままでは、真面目な理科の授業を受けるたびに、邪な心が生み出されてしまう…。メスシリンダーよ、大丈夫か!? 筆者は、メスシリンダーを救いたい。まずは現状を知るべく、マイナビニュースの男性会員303人に対して、メスシリンダーについてのイメージ調査を実施した。
3割の男性が「ある」
まず、「メスシリンダーという言葉を聞いたことがありますか?」と聞いてみたところ、約85%の男性が「ある」と回答。メスシリンダー自体の知名度はかなり高いことが分かった。
はい:84.8% 257件
いいえ:15.2% 46件
続いて、「メスシリンダーと聞いて“オス・メス”や“お尻”などの別の意味を想起してしまったことはありますか?」とストレートに聞いてみたところ、約32%の男性が「ある」と回答。
はい:31.1% 80件
いいえ:68.9% 177件
“メスシリンダー”の話題が出るたびに、約3割の男性が“良からぬ連想”をしている可能性があることが分かった。筆者の想像よりも割合としては少なかったが、10人中3人が…と思うと放置できない気がしてくる。
別の呼び名は?
呼びなれた“メスシリンダー”という言葉。そのままでももちろん良いのだが、やっぱり気になってしまうので、別の呼び名にできないだろうか。会員にアイデアを呼びかけたところ、さまざまな案が寄せられたので、こちらで2つほどご紹介しよう。
・メジャーシリンダー(42歳・奈良県)
メスシリンダーの“メス”は、もともと“measuring cylinder”、すなわち“測定”を意味するmeasuringを省略したもの(※諸説あり)。それを略さずにメジャーと発声するというアイデアはとてもストレートで良いアイデア。一方で“シリ”の問題は残る。
・縦長円筒容器(45歳・群馬県)
こちらは、円筒を意味する“cylinder”に着目した案。メスシリンダーの“測定”という要素が省かれているものの、縦長で円筒状の容器という見た目から想起させる単語を余すところなく使ったすきのないアイデアである。
この円筒状の容器から、今後も筆者は目が離せない…かもしれない。
■メスシリンダーに関するアンケート
アンケート対象:マイナビニュース会員
期間:2019/12/16
方法:回答者限定(ログイン式)アンケート
有効回答件数:303件