やわらかな間接照明、雰囲気を変えるテキスタイル…“北欧生活術の取り入れ方”をファッション誌編集長が伝授!
コラムニストの犬山紙子(月曜&火曜担当)と、アプリクリエイターの関口舞(水曜&木曜担当)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「ホメラニアン」。10月29日(火)の「ホメラニアン的! 暮らしのちょい足しテクニック with FASHION BOX」のコーナーでは、宝島社のファッション雑誌「リンネル」「大人のおしゃれ手帖」編集長の西山千香子さんに「北欧から学ぶ、やさしい暮らしと豊かな時間」についての話を伺いました。


西山千香子さんと犬山紙子


月1でお届けする新コーナー「ホメラニアン的! 暮らしのちょい足しテクニック with FASHION BOX」は、宝島社がおくるファッションとトレンド情報満載のWEBサイト「FASHION BOX」とのコラボレーション。毎月、宝島社の雑誌から、知っていると日々の生活がちょっとだけ楽しくなったり、便利になったりする情報を紹介します。

◆デンマークの「ヒュッゲ」とは?
西山:まずご紹介したいのが、デンマークのヒュッゲ。デンマークの言葉なんですけれども、日本語で言うと“心地いい”とか“居心地の良さ”っていう意味に近い言葉なんですね。日々の暮らしのなかで、心地良さを大切にする生き方や時間の過ごし方というような意味合いで使われているんですけれども、デンマークでは本当に“ヒュッゲに過ごす”ということが、とても大切にされているんです。

今回デンマークのコペンハーゲンにいらっしゃるデザイナーさんのご自宅も取材させて頂いたんですけれども、光と風の通りがものすごく良くて。緑があって、そこに入ると自然と体が楽になって深呼吸できるような、そんなご自宅なんですよ。

犬山:いいホテルに行ったときにそういう気持ちになれることがあるんですけど、それが自宅で体験。そっか、そうやって作っていけるっていうことなんですよね。

西山:決して贅沢な感じではないんですけれども、とにかく風と光というのをすごく大事にされているお宅でした。

◆風と光を重要視
犬山:風と光か。でもそれって確かにお金をかけてすることってわけじゃないですもんね。真似できますね。私達がそんなヒュッゲを暮らしに取り入れるためにはどんな方法があるんでしょうか。

西山:先程もお話したように、北欧はとにかく冬が長くて夜も長いので、家のなかの過ごし方をすごく大事に考えているんですね。

ポイントの1つが照明を大切にする。北欧、ヨーロッパに旅をすると、ホテルでも“日本より暗いな”って感じることがあると思うんですけれども。そこもやっぱり理由があって、人は直接、照明に当たると、なかなかリラックスできないそうなんですね。北欧のお家では長いこと、とにかく家で過ごすためにリラックスしなければならないので、間接照明を主に使っています。

例えば天井にライトをつけるんじゃなくて、ソファーに座ったときに横にスタンドを立てる、とか、そのスタンドも自分に向けるのではなくて、本を照らす角度で少し後ろに置く、とか、横に置く、とか。そういう工夫をされています。

犬山:居心地の良さっていうものを考えると、そうなっていくんですね。

西山:そうですね。ダイニングテーブルでも、光の優しいペンダントライトを天井から長めに吊るして。

犬山:上から吊るしている! おしゃれなお店で見るやつだ!

西山:はい。少し長めに吊るして、テーブルだけに当たるようにして。決して座席全員にあたるようにするという形ではなくて、少し狭いエリアに当てる。そういう形で間接照明を楽しまれている方が多いですね。

犬山:あとキャンドルとかも?

西山:そうですね。窓辺にキャンドルを灯して。キャンドルの火って揺れますよね。その揺らぎを、リラックスのために取り入れるという方がたくさんいらっしゃって。特に外も暗いので、窓辺にキャンドルを灯すと、ガラスに光が反射したり、そういうところを上手く間接照明として使っていらっしゃる方が本当にたくさんいますね。

犬山:なるほど。日本だと暑い夏を風鈴の“ちりんちりん”って涼しい音だったり、揺らぎでちょっと涼しく感じようみたいな。あれと北欧の冬の過ごし方というか。あぁすごい勉強になります。

西山:そうですよね。すごい近いところがありますね。

◆長時間を過ごす家のなかの工夫
犬山:風情を楽しんでいくっていう、ポジティブな印象がとてもあるのですが。他にもあったりするんでしょうか?

西山:もう1つすごく大切なのがテキスタイル。カーテンとか、テーブルクロスといったインテリアのなかでも、少し大きな面積を占める部分に好きな柄とか色とかを使うことで、部屋の雰囲気を明るくしたり、長い冬に少し気分を変えて行くためにカーテンやクロスをチェンジしたり。そういうことを楽しんでいらっしゃいます。

犬山:何となく無地だったりとか、ちょっと無難なベージュとか白とかを選んじゃいそうなところを、好きな柄だったりとか、ちょっと明るいカラーを取り入れてみるとか。

西山:結構明るめの色とか柄を使われる方が多くて。とはいっても、原色とか蛍光色っていうのではなくて穏やかな色で。あとは葉っぱとかお花とか果物とか、自然をモチーフにした柄を使っている方が多いですね。

犬山:そっか。自然をモチーフにした柄が家にあると、家が、空気が澄む、そんな印象がするんですが。テキスタイルだとソファーを買い替えるとか、そういうことじゃなくて、布をスッと上にかけるとか、そこまでお金をかけないで、家の印象をちょっと柔らかくしたりとか。

西山:そうですね。もし私達が取り入れる際に大きい面積だと少しためらわれるなっていう方がいたら、例えばクッションとか、テーブルクロスじゃなくて、テーブルセンターとか、椅子の座面をそういう布に変えてみるとか、少し小さな面積から試してみるのもいいかと思います。

犬山:洋服の衣替えのタイミングとかで、そういうファブリックの見直しも楽しそうですね。

<番組概要>
番組名:ホメラニアン
放送日時:毎週月~木曜 20:00~21:30
パーソナリティ:犬山紙子(月、火曜)、関口舞(水、木曜)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/homeranian/