「劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』」完成披露上映会の様子。

劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」の完成披露が、本日12月15日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。

イベントには速杉ハヤト役の佐倉綾音、少年ホクト役の釘宮理恵、オハネフ役の吉田鋼太郎、主題歌を歌うBOYS AND MEN、池添隆博監督が登壇。佐倉は「俺は『時間と言ったことを守る男』だからね! 速杉ハヤト役の佐倉綾音です。よろしくお願いしまーす!」と劇中の口癖を用いて挨拶し、その声色の変化で会場を沸かせる。吉田は「オハネフを演じました。鋼太郎おじさんでーす!」と子供たちに向け、笑顔で明るく挨拶した。

2018年1月から2019年6月までTVシリーズが放送され、このたび劇場版の公開を迎える「新幹線変形ロボ シンカリオン」。佐倉は「リアルにシンカリオンを楽しんでるお子さんの顔を見るのはキックフイベント以来。この愛されっぷりを目の当たりにできてうれしいです」と現在の心境を述べつつ、「ここには登壇していない方々が敷いてくれたレールがあってこそ私たちは走れる」とほかのスタッフやキャストへに感謝を伝える。釘宮は初めて参加させていただきましたが、一気にシンカリオンが大好きになってしまいました。収録も楽しい時間が過ごせました!」と話し、甥っ子にドクターイエローのプラモデルをプレゼントしたことを明かした。

ハヤトと敵対するナハネの参謀オハネフ役の吉田は、MCからの「敵役はいかがでしたか?」という質問に「ときどき声優をやらせていただくんですが、ほとんどすべて敵役です」と笑って応答。ナハネ役の伊藤健太郎との共演については「一緒に収録したんですが、伊藤健太郎くんは何度もやり直しをされていて。僕は大抵1回で終わりました(笑)。健太郎お兄さんは、それでヘトヘトになって今日は来ていません」と冗談を飛ばす。佐倉はオハネフの声に関して「吉田鋼太郎さんだってわかるのに吉田鋼太郎さんっぽくない。私が言うのはおこがましいですけど、声優として120点。素敵に彩っていただいてうれしいかぎりです」と称賛した。

主題歌を担当するとともに、新幹線超進化研究所北海道支部の指令員・渡島カムイ役としてキャスティングされたBOYS AND MENの辻本達規。「本当に緊張感のある役。収録も大変緊張したんですが、僕たちの“ガンガンズダンダン”の精神でいったれ!と思ってやりました」と、TVシリーズのオープニングテーマ「進化理論」の歌詞を引用しつつ意気込みを振り返る。さらにBOYS AND MENは「進化理論」に加え、映画版の主題歌「ガッタンゴットンGO!」を生披露した。

最後に佐倉は「たくさんたくさん音が溢れていて、たくさんたくさんキャラクターたちが出てきて、たくさんたくさん画面が楽しいことでいっぱいになります。その中で私は少し泣きそうになったり、いろんな感情を揺さぶられる1本になりました。ぜひ、『シンカリオン』を大好きでいてくださるお子さん、そして大人の方々にも楽しんでいただけたらと思います」とコメント。会場の全員で「チェンジ! シンカリオン」と声を合わせ、イベントは幕を閉じた。

(c)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie 2019