見た目は5代目クラウンハードトップ、中身は6代目クラウン! トヨタMS105クラウン・ターボ 2

オーナーの池田さんは、この2ドアが特にお気に入りで、08年に77年式スーパーサルーンを手に入れた。
しかも、程度が良くないのは承知の上。

池田さんの頭には、あるプランが描かれていたのだ。

池田さん自身は、長野にある「ドリームビークルズ」という老舗カスタムショップの代表で、レストアからカスタムまで、幅広い知識と経験で数多くのクルマを仕上げていた。
そこで、MS105のスタイルはそのままに、エンジンは6代目で採用されたM型ターボを移植することを考えていたのだ。

というのも、現代のクルマの装備は80年頃にはほぼ完成しており、MS105の装備も十分。これに145psのM型ターボを搭載すれば、走行性能的にも満足できるものとなり、まさに池田さんのドリームビークルになるからだ。



磨き上げられたコクピットは、ステアリングを後期のロイヤルサルーン用に交換し、インパネ、コンソールなどのパーツ類を塗装するなどして、新車並みのクオリティーに仕上げている。また、タコメーター内にはターボ用にグリーンとオレンジのLEDが埋め込まれている。



運転席側のAピラーには、過給圧をチェックするためにブースト計を追加。



モケット張りのシートは、ヘタっていた内部のウレタンを交換し、高級車らしい座り心地に再生。ブルーで統一された華麗な雰囲気がクラウンらしい。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2011年 04月号 vol.144(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)