大ブレイクした一岡竜司、出戻りの脇谷…FA人的補償選手の歴史と一覧、移籍…

 国内フリーエージェント(FA)権を行使した選手らの去就が決定し、ひとまずの落ち着きを見せるプロ野球界。各球団で助っ人を含め来季に向けての編成が進んでいるが、忘れてはならないのが、FA人的補償選手だ。
 
 今年は、Bランクに相当すると見られている元千葉ロッテマリーンズの鈴木大地内野手と元東北楽天ゴールデンイーグルスの美馬学投手が入れ替わる形で移籍した。今後は、楽天とロッテが互いにどの選手を人的補償として指名するか、プロテクトリスト予想を含めて注目が集まっている。
 
 全3回に分けて、これまでFA人的補償によって移籍した選手が、新天地でどのような活躍をみせたかを振り返る。今回は第2回だ。




投手


 11年オフに巨人からDeNAにわたった藤井は、2桁勝利3度を誇るエース級のベテラン投手だったが、11年は1試合の登板にとどまり、プロテクトから外れた。DeNAに移籍後は、2年間で13勝を挙げるなど力を発揮した。
 
 高宮は。阪神に移籍後にリリーフとしての才能を開花させ、2014年からの3年間で90試合に登板した。クローザーとして実績十分だった馬原は、移籍2年目に32ホールドをマークしている。
 
 巨人から広島に移籍した一岡竜司は出世頭と言えるだろう。一岡は、2011年ドラフト3位指名で巨人に入団後、2年間はファームを中心に力をつけた。その間2軍で好成績をマークしながらも、大竹寛のFA移籍の際にプロテクトリストから漏れ、広島へ移籍することになった。一岡は移籍1年目からリリーフとして31試合に登板し、防御率0.58と圧巻の数字を残すと、翌年以降もブルペンの中心選手として屋台骨を支えている。
 
 一岡と同じ年に人的補償でソフトバンクから日本ハムに移籍した藤岡は、日本ハムでこそ目立った成績は残せなかったが、今季DeNAで32試合に登板し、防御率1.86とリリーバーとしての輝きを取り戻している。




野手



 野手では、DeNAから移籍した鶴岡が、当時正捕手不在の阪神で期待された役割を果たした。脇谷は、人的補償で巨人から西武に移籍したものの、今度は自身のFA宣言によって巨人に出戻り、プロ野球史上初の事例となった。
 
 また、阪神からロッテに移籍した髙濱は、プロ13年目となる来季、育成選手として現役続行し再起を図る。
 
 
/