SEMIジャパンは12月10日、11日から13日にかけて東京ビッグサイトにて開催される半導体製造工程から、 自動車やIoTなどのSMARTアプリケーションまでをカバーする、エレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan 2019」に先駆けて、今年の概要説明会を開催。見所などの紹介を行った。

  • SEMICON Japan 2019

    SEMIによるSEMICON Japan 2019の見どころ (出所:SEMI発表資料)

次代を生み出す若者向けイベントを各種開催

今回のテーマは「次代のコアになる」。SEMICON Japan推進委員会の委員長を務める今野宏氏(THK取締役副社長)は、「次世代のコアに出展者はなりたいと考えている。その実現のために、推進委員会もSEMIジャパンと協力して、3つのポイントを今回盛り込んだ」と掲げたテーマに対する思いを語る。

  • SEMICON Japan 2019

    SEMICON Japan推進委員会の委員長を務める今野宏氏(THK取締役副社長)

1つ目のポイントは、次代を担うためには、若い力が必要ということで、若い力による業界の発展を目指した仕掛けを盛り込んだとする。「SMART WORKFORCE」と銘打たれた若手エンジニアや学生に向けたさまざまな取り組み。これまでのSEMICON Japanでは、「MIRAI GAKKO」という名称であったが、その進化系となる。

  • SEMICON Japan 2019

    SMART WORKFORCEとして、さまざまな若者向けイベントなどを開催 (出所:SEMI発表資料)

2つ目のポイントは、日本が災害大国であるということを踏まえた半導体サプライチェーンのBCP関連の取り組み。製造ラインをどう災害から守っていくのか、ということをテーマに、各種の展示やセミナーが実施されるほか、免振体験車での体験会なども予定されているという。

  • SEMICON Japan 2019

    地震を中心として、さまざまな災害が発生する日本で、いかに事業を継続させるか、を知ることができる展示やセミナーが開催される (出所:SEMI発表資料)

3つ目のポイントは、未来を考える上で、若い力が社会課題の解決には必要ということで、「みらいビジョンフォーラム」と銘打ち、これから注目されるであろう3社によるディスカッションが予定されているという。

  • SEMICON Japan 2019
  • SEMICON Japan 2019
  • 3つのポイント以外にも「SMART Transportation」、「SMART Manufacturing」といったテーマで主催者イベントも開催される (出所:SEMI発表資料)

東京ビッグサイトの西館・南館で開催

今回のSEMICON Japanはここ数年の東京ビッグサイト東館の開催ではなく、東京五輪開催の関係から、東京ビッグサイト西館ならびに南館での開催となる。

そのため、展示面積も15%減となっており、その関係から、出展者数は前年の727社から695社へ、小間数も1881から1713へと減少しているという。ただし、一方で、出展国・地域は前年の14から15に増加したほか、中国からの100名を超す海外視察団が訪れ、日本企業との交流イベントなども開催される予定で、来場者数も5万5000人を見込むとしている。

  • SEMICON Japan 2019

    2019年の半導体製造装置・材料市場はメモリバブルに沸いた2018年から一転してマイナス成長となるが、その規模は2017年よりも高く、2020年以降は回復。製造装置市場に至っては、2021年に過去最高を記録するとSEMIでは予測している (出所:SEMI発表資料)

2020年は東京ビッグサイトの東館で開催

なお、2020年のSEMICON Japanはこれまで同様、東京ビッグサイトの東館での開催に戻る予定。ただし、開催日程が12月17日(木)~19日(土)と変則的になっており、SEMIジャパンとしても、「土曜日をどのように活用するか、現在、議論を進めている」(SEMIジャパン 代表取締役社長 浜島雅彦氏)とする一方、「学生など若い人に半導体製造装置/材料業界を知ってもらうには良い機会になるかもしれない」ともしており、これまで業界とあまりつながりの無かった人たちの来場を目指す取り組みを進めていきたいとしている。

  • SEMICON Japan 2019

    SEMIジャパン 代表取締役社長 浜島雅彦氏