U2初の韓国公演、故ジョン・レノンに「プライド」を捧げる映像が到着

U2として初の韓国公演で「ジョン・レノンという偉大な魂を持ったピースメイカーを失った」とボーカルのボノはオーディエンスに語りかけた。「訃報を聞いた時、僕らはちょうどニューヨーク・シティの郊外にいた」。

12月8日、韓国の首都ソウルの高尺スカイドームでU2のヨシュア・トゥリー・ツアー 2019の韓国公演が行われた。バンドがライブのために韓国を訪れたのは今回が初めてであり、偶然にもその日は故ジョン・レノンの命日でもあった。ライブの前半でボーカルのボノは演奏していた「プライド(In the Name of Love)」を一瞬中断し、レノンに敬意を示した。

「コンクリートのスカイドームを大聖堂に変えよう」とボノは言った。「12月8日、39年前の同じ夜に僕らが失った偉大なピースメイカーに思いを馳せよう。ジョン・レノンという偉大な魂を持ったピースメイカーを失った。訃報を聞いた時、僕らはちょうどニューヨーク・シティの郊外にいたんだ。その時の感覚をいまでも覚えてる」(正確には、当時U2はニューヨーク州北西部のバッファローのStage Oneでライブをしていた。その2日前には、25人ほどのオーディエンスを前にニューヨーク・シティのRitzで初のアメリカ公演を行なったばかりだった)。

「プライド(In the Name of Love)」はアメリカの公民権運動の指導者、マーティン・ルーサー・キング牧師に捧げられた楽曲だが、ボノは歌詞の一部を変えてレノンに捧げた。「12月8日の夜遅く」とボノは歌った。「ニューヨークの空に銃声が響いた/ついに手に入れた自由/奴らは君の命を奪ったけど/誇りまでは奪えなかった」

ライブ後半でもボノは「She Loves You」、「Love Me Do」、「All You Need Is Love」などの楽曲をいたるところに散りばめてレノンを偲んだ。さらには「ピースメイカーに幸あれ」や「このすばらしい国の北と南のピースメイカーのために祈ろう」と語り、デリケートな韓国の政治的状況にも言及した。

今年の11月からU2は、2017年にアルバム『ヨシュア・トゥリー』のリバイバルとしてはじめたツアーで訪れなかった場所でのライブを開催している。12月11日にフィリピンの首都マニラのフィリピン・アリーナでの公演を終えたあと、12月15日にインドのムンバイにあるDY パティル・スタジアムでツアーファイナルを迎える。U2がフィリピンとインドでライブを行うのは、今回が初めてだ。