アンケート調査結果で判明した、ぼくらの「衝動買いを招く」3つのタイミングを紹介します。併せて、これらのタイミングで衝動買いを防ぐための対処法を考えてみました。

調査会社のアスマークが行った2012年のアンケート調査によると、「よく衝動買いしてしまう」「たまに衝動買いしてしまう」という人は、消費者の約7割にのぼるのだとか。衝動買いは資産形成の敵ですから、防げるものはできる限り防いでおきたいものです。

ここでは、アンケート調査結果で判明した、ぼくらの「衝動買いを招く」3つのタイミングを紹介します。併せて、これらのタイミングで衝動買いを防ぐための対処法を、それぞれ考えてみました。

◆衝動買いを招くタイミングその1:「期間限定」セール
衝動買いを招くタイミング1つ目は、「期間限定」のセールです。たとえば、「30%オフで買い物できるのは、今週末まで!」のようなセールです。

ぼくら消費者は、「限定」という言葉に弱いです。期間限定もそうですが、「数量限定」や「地域限定」といった言葉にも、つい引っかかってしまいます。この「限定」という言葉のせいで、不要な衝動買いをしてしまったという方はたくさん居るはずです。

「期間限定」という言葉に惑わされないためには、一度「限定」という言葉を忘れるのが得策です。それと同時に、消費者行動論でいう、「問題認知」について考え直してみるとよいでしょう。ここで考えるべきことは2つです。

1つは「そもそも、この買い物は、自分に必要なものか?」と考えてみましょう。「限定」という言葉に惑わされそうになったときには、「不要な買い物をしているのではないか?」と、自問自答してみるとよいでしょう。

それでも、「限定」という言葉には魔力があります。冷静になれば「こんなモン、要らないなぁ……」と思うようなものでも、限定性を理由に、「でも限定だし……」としょーもない買い物をしてしまう可能性があります。

そこで、もう1つ、「限定」という言葉の魔力をかき消す質問としては、「もし、この商品が限定じゃなかったとして、それでも自分は買うだろうか?」と考えてみるのもよいでしょう。

まとめると、「期間限定!」「地域限定!」「数量限定!」という言葉に惑わされそうになったときには、「本当に必要か?」「限定じゃなくても買うか?」の2点について、一度考え直してみるとよいでしょう。

◆衝動買いを招くタイミングその2:「前から欲しかったもの」との再会
衝動買いを招くタイミング2つ目は、「前から欲しかったもの」との再会です。たとえば、半年前から欲しかった腕時計を、たまたまデパートで見つけた場合などが挙げられます。

欲しいものを手に入れることは悪いことではありません。とはいえ、人間の物欲には際限がありませんので、何から何まで欲しいものを買っていたら、破産してしまいます。

よって、前々から欲しかったものが目の前に現れた場合は、「そういえば欲しかったけど、どうして今まで買わなかったのだっけ?」「今、買うのがベストなのだろうか?」と、今まで買わなかった理由を、改めて思い出してみた方がよいでしょう。

幸福とお金に関する研究を手がける心理学者、エリザベス・ダンらの研究によれば、幸福につながりやすい買い物の特徴として、「モノを買うよりも、経験を買った方がよい!」ことを発見しました。

「どうしても買いたい!」と衝動がおさえられない場合は、最後の砦として、「この買い物をすることによって、自分はどのような経験が得られるのか?」を想像してみるとよいでしょう。モノを買うこと以上に、経験を買うことに重点を置くことで、買い物の失敗を減らすことができるでしょう。

特に注意すべきは、「ブランドに依存していないか?」という点です。甲南大学の論文によれば、「ブランド依存のような保守的思考を持つ」人ほど、衝動買いをした場合も満足度が低い可能性が示唆されています。

自分の地位(ステータス)を誇示するための出費は、幸福につながらない可能性が高いので、止めておいた方がよいでしょう。特に、高級車やマイホームを買っても幸福感が上がらないという調査結果があるので、気を付けましょうね。

◆衝動買いを招くタイミングその3:「ボーナス」などの臨時収入
衝動買いを招くタイミング3つ目は、「ボーナス」などの臨時収入が入ったときです。

ボーナスが入ったときは、モラル・ライセンシングが起きやすく、「これまで頑張った自分へのご褒美に、ちょっとくらい贅沢してもいいよね……?」と考えがちです。自分へのご褒美を買ってあげることも大切なのですが、今まで頑張って貯めた貯金を浪費してしまえば、これまでの苦労が水の泡です。

よって、臨時収入を受け取ったときには、「使っても良いお金は◯万円まで」のように予算を決めておくことをオススメします。それと同時に、証券口座などでお金を予算以上使えないように、自動引落などを使って貯蓄用口座へすばやく移動し、使いたくても使えなくしてしまうのが得策でしょう。

◆まとめ:衝動買いに走りやすい3つのタイミングに要注意!
以上が、ぼくら消費者が衝動買いに走りやすい3つのタイミングでした。「期間限定セール」「前から欲しかったもの」「ボーナス」、いずれか1つくらいは、身に覚えがあったのでは? 本記事の内容を知ったことで、あなたが買い物で後悔する回数が減れば、嬉しく思います。

参考文献:衝動買いを招く3つのタイミングと対処法(https://allabout.co.jp/gm/gc/477996/)記事下段に記載

文=中原 良太(マネーガイド)