意外と知らない!? 焼肉屋でガムを渡すのは「口臭予防のため」だけじゃない!
さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。11月23日(土・祝)放送のテーマは「ガム」。お菓子勉強家の松林千宏さんに「ガムを噛む効果」について伺いました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年11月23日(土・祝)放送より)

※写真はイメージです



── 最近、ガムの売り上げってどうなんですか?

2004年をピークに下り坂です。2004年はボトルガムが発売された年で、そこから増えていくかと思ったら、10年で4割くらい下がってしまいました。その理由の1つは、「フリスク」や「ミンティア」などのタブレット菓子の普及。手軽で、スッキリできて、ゴミも出ないということで、サラリーマンがタブレット菓子をポケットに入れるようになりました。

もう1つの理由としてグミの人気もあります。2000年以降、グミも多種多様な商品が出てきて、今やコンビニの棚を埋め尽くす勢い。昔から「コーラアップ」のような子ども向けのグミはたくさんありましたが、最近は若い女性やサラリーマンの男性でもグミを食べるようになって、ガムの売り上げに影響したんです。

── 確かにタブレットやグミを持っている人は多いですね

カフェのチェーンが増えたのも、ガムの売り上げが下がった原因の1つと言われています。「スターバックス コーヒー」が出てきたのも2000年代になってから。さらに近年はコンビニコーヒーも普及しました。ガムは「何の気なしに」「暇つぶしに」食べるものでしたが、そこをいろいろなモノが取り込んできたんです。

個人的にはスマホの普及も大きかったと思います。スマホは暇なときについ見てしまうもの。電車でもみんなスマホの画面を見ています。昔はそんなときにガムを噛むという選択肢もあったんです。そうやって少しずついろいろな環境が変わって、ガムの売り上げが下がったのでしょう。

── このままガムは廃れてしまうんでしょうか?

実は最大手のロッテさんで、2018年度にガムの売り上げが上向くといううれしいニュースがありました。市場で6割のシェアを占めているのがロッテで、2割が「クロレッツ」のモンデリーズ。その2社で合わせて8割のシェアを占めています。

懐かしい丸川製菓の「フーセンガム」は今でも販売されています。でも小さなお子さんのゴミを管理するのが大変なので、お母さんがガムを買い与えたくないと思う部分があるようです。最近は丸川製菓のガムがボトルやパウチで出ているので、懐かしいと思う大人が買いやすくなっています。

また、焼肉屋さんで最後に渡されるガムは、皆さん「口臭予防のため」と思っていますが、実はそれだけではありません。唾液の分泌を促して、消化を助ける効果があるんです。ちょっと焼肉を食べ過ぎてしまったと思ったら、ぜひガムを噛んでみてください。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00~17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/garage