イオンは29日、英国はロンドンに本社を構えるネットスーパー企業Ocadoの子会社Ocado Solutionsと日本国内における独占パートナーシップ契約を締結したと発表した。

店舗を持たず食料品や消費財などをオーダーで届けるサービスを提供するOcado.comは、AIやロボットなど先端技術を駆使した倉庫やデリバリーで知られている。2000年設立のOcadoは、グループにOcado Engineering、Ocado Technologyなど専門の開発企業を持ち、Ocado Solutionsは、クラウドベースのアーキテクチャを持つ小売り向けのプラットフォーム「Ocado Smart Platform」のビジネス展開を図っている。

イオンはこのOcado Solutionsとの日本国内における独占パートナーシップ契約を締結したことを発表。2020年3月までに新会社を設立、「Ocado Smart Platform」を利用した日本第1号のCFC(Customer Fulfilment Centre)を2023年に設立する予定。同社は、高度に効率化されたオペレーションと自社物流を構築し優れたアプリケーションインタフェースを介して"いつでも、どこでも、何でも"のニーズに応えていく旨を述べている。"次世代ネットスーパー"の立ち上げの運営を通じて2030年までに6,000億円の売上げを目指す。