入学式からはじまり、始業式、運動会、学園祭、終業式、卒業式…。学校のイベントごとでなにかと聞く機会が多いものといえば、”校長先生の挨拶”です。

学校生活をおくる上で大切なトピックで溢れるお話なのですが、ついつい「長くて退屈」と聞き流してしまっている学生も多いのではないでしょうか。

せーちゃん。さん(@kyogenhekinaoso)が、高校生のときに聞いていた校長先生の挨拶は、たったの一言。しかも、内容は毎回同じだそうなのですが、それが功を奏してか、いつしかせーちゃん。さんの心の金言となり、大人になった今でも心の中で唱えるようになってしまったんだとか。

  • 大人になった今でも思い出す校長先生の”挨拶”とは

「人生で失ってはいけないものは、3つです。それは…」

高校時代の校長先生は終業式と始業式の挨拶がクッソ短かかった。まじで一言レベル。しかも毎回同じことを言う。そして私の金言になった。今でも心の中で唱えている。

「長期休暇が始まります。人生で失ってはいけないものは、3つです! 信頼、命、そして学力です!! 以上!!!」

人気な校長だった。

この、「ポイントを絞って」、「短く」、「同じフレーズを何度も繰り返す」表現方法は、ビジネスのプレゼンテーションでも使われる基礎的で有効な手法でもあります。聞く人の立場に立ったお話をする校長先生。人気だったのも頷けますね。

この投稿に対して、読者の皆さんからも、自身が聞いた「校長先生の金言」が寄せられていました。

・俺も唯一覚えてる校長の言葉はスポーツ大会の時の一言ですね。『怪我するな、以上!』早く動き回りたい男子高校生はこの簡潔さに、「うおおおおーーいいぞ校長!!」ってめっちゃ盛り上がった。


・うちの校長も似たような事ですが、「死ぬな、怪我するな、悲しませるな」と毎回仰ってました。社会人になった今でも朝唱えながら仕事するようにしてます


・中学時代の恩師は毎回終業式で「3つの車には乗らないこと。救急車、パトカーそして霊柩車。はい、以上~」


・うちの高校(男子校)の校長の最後の挨拶がこちら「〇〇高校の生徒諸君!! 漢になれ!!以上!!」生徒一同スタンディングオベーション

こうして集まった”心に残った”挨拶を見ていると、せーちゃん。さんの校長先生と同様、短く、キーワードを1つから3つ程度にまで絞っているという共通点が見えてきます。

中には、「うちの校長は話が長すぎて、本来は1時限目に始業式が終わるはずだったのに2時限目に話がくい込んだ結果、中途半端なところでマイク切られてむっちゃ笑われてた」なんて人も。せっかくいいお話をしていたとしても、「話が長かった」という印象だけが残ってしまうのは、もったいないと思わされます…。

皆さんの校長先生のお話は、どうでしたか? 投稿からおおよそ4日間で、約42,000件のリツイート、198,000件のいいねを集め、注目されています。