日本に1台 700馬力を発揮する新型ポルシェ935が鈴鹿を駆け抜けた!

2018年、ポルシェ70周年を記念して発表された新型ポルシェ935が鈴鹿サーキットでそのエンジン音を轟かせた。新型935は911 GT2 RSをベースに77台限定で生産されたモデル。起源となっているのは、ポルシェのモータースポーツヒストリーにおいて大きな存在である935だ。

もともと、911をベースに最大出力600馬力を発揮するレーシングカーとして生み出されたものが935であった。マルティニカラーをまとった魅力的なボディで、レースにおいても数々の勝利を修めた。1978年に誕生したロングテール仕様の935/78は、同年のル・マン24時間でワークスチームが367km/hを更新し、"モビー・ディック"という愛称で人気を博した。風変わりな見た目とその類い希内パワーで、現在でも熱狂的なファンは多く、ポルシェは歴史においても価値のある1台として「フラットノーズ・プロジェクト」と称し、935を復活させたのである。



2019年度よりデリバリーが順調に進められ、遂に日本にも1台のみがオーナーのもとへと到着した。そして、それが鈴鹿サーキットでサーキットデビューを果たしたのである。走行が行われたのは、フォーミュラ1から1960年代までのレーシングカーや、最新スポーツカーなどが一堂に集まり、そのエンジン音を響かせるイベント「サウンド・オブ・エンジン」にて。排気量の大きい車だからこそ、奏でることのできるエンジンサウンドや匂いを間近で堪能できるものだ。



新型935は、カーボンがボディに多用され、ベースモデルから100kg近くの軽量化が実現されている。エンジンには、水平対向6気筒ツインターボを搭載し、最高出力は700馬力、0-100km加速は2.8秒というまさしく、オリジナルの935同様にモンスターマシンだ。もちろん、サーキット専用マシンである。



サウンド・オブ・エンジンでは、パガーニ・ゾンダと共にフリー走行を実施。圧倒的な速さとパワーを見せつけたのであった。ピットに戻ってもなお大人気の存在。次の走行がいつになるかは未定であるが、ぜひ一度はポルシェが受け継いできたエンジニア技術を五感で体感していただきたい。