強盗に襲われ気絶、3メートル先に熊…自転車冒険家・出堀良一が明かす波乱万丈の世界一周旅!
放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。11月10日(日)の放送では、自転車冒険家・出堀良一さんが登場しました。


(左から)出堀良一さん、高須光聖


◆顔を上げたらすぐそばに…
出堀:自転車で世界一周旅を、10年かけてやりました。

高須:それって、途中で(日本に)帰ってきたりするんですか?

出堀:無帰国ですね。

高須:えー! 自転車でいけるものなんですね。

出堀:僕が出発したころはスマートフォンがなく、Wi-Fiも普及し始めたくらいの時期だったので、ほとんどが紙地図でした。あとは観光案内所にあるような、無料の冊子についている地図でしたね。

高須:(道中で)熊が出るから鈴をつけながら走る、みたいなのは必要なんですか?

出堀:そうですね。アラスカとか北のほうに行くと熊が出るので。僕も6回、全部で9頭に遭いまして。そのときは全く何も持っていない状態でしたので、怖かったですね。

高須:(熊は)どれぐらいの距離まで来たの?

出堀:走っているときって、あんまりまっすぐ先を見ていないんですね。先が果てしなく続くと嫌になるので、足元ばかり見ていて。“なんか気配がするな……”と思って顔を上げたら、すぐそばに、3メートルくらい近くに熊がいました。

高須:えー! 危なかったねえ。

出堀:とにかく走って逃げましたね。

◆「生きていてラッキーだった」
出堀:強盗に遭いました。袋叩きにされて意識を失って、そのときに持っていた自転車装備含め、全てを失いました。

高須:えー! どの国ですか?

出堀:コスタリカです。僕も少し気を抜いていました。キャンプ中で、夜中に“何者かの気配がするな”と思ってテントを開けてみたら、目の前に停めていた自転車がなかったんですよ。“やられた!”と思って、テントを出て振り返ったら、ちょうど自転車を(強盗が)運んでいたんです。

高須:見なかったら、袋叩きにされなかったかもね。

出堀:見ちゃうとつい、声が出ちゃって。

高須:そうやんね。声をかけないと、明日から歩かないといけないからね。

出堀:全てを失ってしまうので、「おい! 待ってくれ!」と、大きな声を出したのがいけなかったみたいで。口を塞ぎにきましたね。羽交い締めにされたり、殴られてたりして。気付いたときには朝になっていて、テントで目覚めました。

高須:へこむわぁ。考えただけで嫌やわ。

出堀:本当にショックだったんですけど、時間が経って落ち着いてからは“生きていてラッキーだった”って思うようになりましたね。

高須:やっぱりそういう目に遭うと、警戒心が増しました?

出堀:そうですね。気配に敏感になって、寝る場所に気をつけるようになりました。

◆楽しいことが増えたと思えた時期は?
高須:どれぐらいから「あ、旅も悪くないな」とか「楽しいことが増えてきたな」って思えましたか?

出堀:アメリカの途中ぐらい、けっこう序盤のほうです。走っていて「あ、楽しいな」って思いはじめましたね。

高須:じゃあいいですね。何がそうさせたんですか?

出堀:自然のなかで寝ることができたり、同じサイクリストと一緒に走ったりとか。毎日、寝たり起きたりが自由なのも(旅の)魅力でしたね。

高須:同じように、(旅で)一緒になった友達と行動を共にして、キャンプに泊まるってこともしたでしょうしね。すごく密な友達関係が築けたりもしましたか?

出堀:そうですね。日本人の子もけっこういて、一緒に1ヵ月ぐらい走ったりもしました。

<番組概要>
タイトル:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook: https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/