今すぐ救急車を呼ぶべき!? 病院に行くべき!? 急な病気やケガで迷ったときの対応は…?
秋元才加とJOYがパーソナリティを務め、生活に身近な情報や政府の取り組みをわかりやすく伝えるTOKYO FMの番組「秋元才加とJOYのWeekly Japan!!」。11月16日(土)の放送では、厚生労働省 医政局 医療経営支援課 医療勤務環境改善推進室長の安里賀奈子さんに、「命を守り、医療を守る! 上手な医療のかかり方」をテーマに話を伺いました。

(左から)秋元才加、JOY



医療機関は、近くにある診療所や地域の中規模な病院、大きな総合病院などさまざま。安里さんは、日常的な病気やケガをした場合を例に、「多くの方が近くの診療所を利用すると思います。しかし、なかには『よくわからない症状で不安』『大きな病院のほうが何となく安心』などの理由で、診療所へは行かずに大きな総合病院で受診したり、『明日仕事を休みたくない』『深夜のほうが空いている』などの理由で救急外来を受診したりする方もいる」と現状を紹介。そして、このような行動が「混雑につながり待ち時間が長くなったり、診察時間が短くなったりする要因の1つになっている」と指摘します。

総務省の調査によると、歯科医師と獣医師を除く医師のうち、1週間の労働時間が60時間を超えていると答えた割合は37.5%。人命にかかわる仕事であるが故に「75時間以上働いている割合が他職種よりも高い」と安里さん。

こうした長時間労働などが引き金となって、医師がうつ病など精神障害を患う、過労死するなどの例があるのに加え、「日常的に疲労感や睡眠不足感があることから、医療事故につながりかねないような“ヒヤリハット”体験をしたことがある医師が少なからずいる。勤務環境が改善されないと、最悪の場合、命を失うような医療事故につながってしまう」と警鐘を鳴らします。

医師の時間外労働の主な理由は、“緊急対応”によるものや“手術や外来対応などの延長”だそう。そのため、「少しでも医師の負担を軽くし、安心して治療を受けられるようにする解決策の1つとして、私たちが必要なときに適切な医療機関を選択することが求められている」と力を込めます。

(左から)秋元才加、JOY、安里賀奈子さん



安里さんは、まずできることとして「お近くの診療所に、何でも相談できて頼りになる“かかりつけ医”を持ち、日常的な病気やケガはできるだけ、この“かかりつけ医”に診てもらうよう心がけてほしい」と話します。

かかりつけ医は、患者の日ごろの生活状況を知ったうえで、その人に合った適切な診察や保険指導をしてくれるだけでなく、専門外のことや詳しい検査が必要な場合などは、地域の医師や医療機関と連携して適切な病院を紹介してくれるそう。

また、急な病気やケガで“救急車を呼んだほうがいいのか”“すぐ病院へ行ったほうがいいか”など迷ったときには、原則24時間365日、医療の専門家が症状を聞いたうえで、緊急性の有無や応急手当の方法などをアドバイスしてくれる「救急安心センター事業 #7119」の利用を推奨。現在、東京や大阪をはじめ15の地域で実施しており、今後地域を広げていく予定だそう。

さらに、「お子さんの場合には『子ども医療電話相談事業 #8000』があり、こちらは全国で利用できます。小児科医師や看護師などによる保護者を対象にした休日・夜間の電話相談窓口なので、夜にお子さんが急に発熱したときなどに、#8000を利用して適切な医療機関を選択してほしい」と呼びかけました。

秋元は「体調を崩すと余裕がなくなって、人のことまで考えられなくなるものだけど、そういうときも周りのことや人のことを思いやる気持ちが大事なんだなと思った」と感想を口にすると、JOYは、「かかりつけ医を見つける大切さを改めて感じた」と話していました。

<番組概要>
番組名:秋元才加とJOYのWeekly Japan!!
放送日時:毎週土曜11:00~11:25
パーソナリティ:秋元才加、JOY
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/japan/